退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014) / ボス猿争いのタイマンがすごい

新宿ミラノ1で映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年、監督:マット・リーヴス)を見てきた。2011年に公開された『猿の惑星: 創世記(ジェネシス)』の続編。ピーター・チャーニン製作の「猿の惑星」の第2弾。

原題は次のとおりだが、ちょっとややこしい。

  1. 猿の惑星: 創世記(ジェネシスRise of the Planet of the Apes (2011)
  2. 猿の惑星: 新世紀(ライジング) Dawn of the Planet of the Apes (2014)

前作を見ていない観客向けに「おさらい」のパートもあるが、やはり出かける前に前作を見ておくのがよいだろう。

舞台は『創世記』から10年後。新世代の猿に進化したシーザーは猿のコロニーをつくり人類と離れて独自の生活を営んでいた。一方、人類はウィルスの蔓延により人口の大半を失い、すっかり疲弊していた。そうしたなか人類の一団は猿と接触し、地球の支配権を巡る争いに発展する。

一応、人間(猿?)ドラマも用意されているが、見どころは猿の映像であろう。個体の猿の動きもすばらしいが、猿の群れの動きには目を奪われる。とくに、銃を手にした猿が馬を駆って人類の都市を襲うシーンは、さすがハリウッド映画と唸らされる。残念だが日本映画では到底撮ることができないクオリティがある。

そしてクライマックスは、シーザーと同じく新世代の猿・コバとのボス猿争いのタイマンだ。舞台は高層ビルの建設現場。身体能力に優れる猿同士の戦いは見逃せない。

個人的に面白かったのは、シーザーやコバはまともな英語を話すなか、他の猿たちが言語を獲得していうプロセスである。主語が省略されたり、文法的に少し間違ったりしながら話すところが面白い。少し英語がわかる人は字幕版をオススメする。

少し不満なのは他の人間たちはどうなったのか描かれていないところ。電力を取り戻し無線で軍に救援を求めるシーンはあったが、実際に軍が到着するまで描かれない。アメリカ以外の国がどうなったも気になるが、ハリウッド的にはどうでもいいのかもしれない。


Dawn of the Planet of the Apes | Official Trailer [HD ...


余談だが、今回出かけた「新宿ミラノ」は年末に閉館することが決まっている。シネコンとは違った魅力のある映画館だったのに残念。いまでもSF大作はここで見たくなる。もしかすると、今回が最後のミラノ1になるかもしれない。閉館イベントのプログラムで驚かせてほしいものだ。

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