退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「Gメン'75」で聞く、しまざき由理

先日、映画『文学賞殺人事件 大いなる助走』(1989年)を観たとき、ドラマ『Gメン'75』で女刑事を演じていた中島はるみが出演していて懐かしく思った。

そこで『Gメン'75』の主題歌「面影」を歌っていた、しまざき由理の歌が無性に聞きたくなった。「面影」はそこそこヒットしたし、楽曲も優ているので多くのオムニバス盤に収録されている。しかし別の曲も聞いてみたい。

しまざき由理は、もとももアニメ歌手として活躍していて、「ハクション大魔王の歌」(1969年)、「みなしごハッチ」(1970年)などの作品を残している。その後、なぜか東京女子体育大学に進み、女子大生のときに「面影」をヒットさせた経歴がある。

今回聞いたアルバム『Gメン′75 シングルコレクション』には、上記の「面影」の他に、「追憶」「愛の終りの日」「アゲイン」などしまざき由理が歌う楽曲が収録されていて楽しめる。

その他にも、「レクイエム」(ささきいさお)や 「ウィング」(夏木マリ)という珍しい楽曲が収録されているのも特筆できる。

このドラマは、Gメンのメンバーが横一列に並んで滑走路を歩いてくるオープニングが知られている。このアルバムにも、このオープニングで使われていた「Gメン"75のテーマ」が新旧2つバージョンが収録されている。なぜ、新しいバージョンを録ったのかリーフレットをあたっても説明はないが、大いに気になる。


Gメン75 テーマ ナレーション入り