退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

レミオロメンのベスト盤「レミオベスト」で聞く卒業の歌

雑誌「週刊アスキー」をパラパラめくっていると、速水健朗のコラム「恋のDJナイト」に、イマドキの卒業ソングの定番はレミオロメンの「3月9日」(2004年)であるとあった。

桜の季節も過ぎて季節はずれだが、レミオロメンの3枚目のシングル「3月9日」を聞き直してみた。たしかに3月を歌っているが、歌詞は卒業とはちっとも関係ない。

上のコラムによると、この曲はメンバーの友人の結婚式に向けてつくられたが、テレビドラマ『1リットルの涙』で卒業式のシーンで合唱されたことから、実際の卒業式で歌われるようになったとのこと。テレビ脳おそるべし。

この曲が卒業式の定番になる以前は、テレビドラマ『3年B組金八先生』の主題歌だった海援隊の「贈る言葉」(1979年)がその地位を占めていたようだ。やはりテレビの影響か。もっとも、この曲は先生が旅立つ生徒に「贈る言葉」なので、卒業式らしい曲ではある。

この2曲の間には実に四半世紀もの時の流れがある。卒業式でどの曲を歌ったで世代がわかるというが、私はどちらの曲を歌った記憶もない。田舎だったせいか、流行歌を式典で歌うといった文化がなかったのかもしれない。あえて挙げれば「蛍の光」や「仰げば尊し」だろうか。なんだかな~。

ちなみに、この「3月9日」が収録されているベスト盤『レミオベスト』は2009年にリリースされた。その後、2010年にオリジナルアルバム『花鳥風月』が発売され、レミオロメンは2012年に活動を休止している。よって『レミオベスト』はレミオロメンのすべての活動時期を網羅したベスト盤ではないことに注意する必要がある。

レミオベスト

レミオベスト