退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

島袋寛子が歌う『私のオキナワ』を聞いてみた

アイドルグループ・SPEEDのメンバーとして一世を風靡した島袋寛子のアルバム『私のオキナワ』を聞いてみました。彼女の故郷・オキナワへの想いが溢れたアルバムです。

「島人ぬ宝」「ミルクムナリ」「童神」「花」といった沖縄のスタンダード曲のカバーに加えて、タイトルチューンでもある宮沢和史の手による「私のオキナワ」、Kiroの玉城千春による「貝殻」などのオリジナル曲で構成されています。

私のオキナワ

私のオキナワ

いちばんのお気に入りはピアノをバックに歌う「童神」です。暖かい声がゆったりと流れていて素敵です。ハイトーンボイスを売り物にしていたSPEED時代とは隔世の感があります。私も歳をとったということでしょう。

またCDには四つ折りのライナーノーツ(クレジットは伊藤博伸)が付いていました。これによると「彼女の原点を見つめなおすこのアルバムは、自身のFM放送のために毎月沖縄に帰るようになったことから始まっている」といった情報をはじめ、各曲についてもめっちゃ書き込んであって読みごたえがある。

ただ惜しむらくは、薄いペパーミントグリーンの背景に小さい白色の文字で印刷されていて読みづらい。おっさんにはキビシイよ……。読むのを断念する人もいたのではないか。多くの人に読んでほしい内容なのにもったいない。リーフレット本体に収めてほしかったなぁ。

今回、iTunesリッピングしたときに発見がありました。iTunesからジャケット写真(アートワーク)をダウンロードすると、なんと青い帽子をかぶったちょっとオスマシした寛子さんでした。手元のCDでは麦色の帽子をかぶって微かに微笑んでいるのに、ちょっと違う……。CDの方が好きなのに。

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