退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

星野みちるが歌う「星がみちる」

勧められて聞いてみました。まずタイトルがおもしろい。CDの帯には次のコピーがありました。

星野みちるが描く、懐かしくも新しいエレポップ・ワールド!
近所の公園から宇宙の彼方まで自由に旅する不思議なアルバム。

おっさんが聞くとなつかしい感じのするアルバムかもしれません。私はなんとなく飯島真理を思い出しましたが、さすがに古いですか(苦笑)。いまでは珍しいですがアルバム全体に統一感があります。構成も見事です。

基本はシンセを多用したエレポップですが、M09にあるピアノ一本で歌うバラード「一緒に旅する君へ」が実に効果的です。この曲は自身の作詞作曲なんですね。ちょっと驚きました。そしてM10でナレーションで締めるあたりは粋な演出です。

またM06には、豪華なことに松本隆細野晴臣の両御大による「真空キッス」という楽曲が収録されています。注目です。

星野みちるさんは、AKB48の初期メンバー*1だったとのこと。そのキャリアだと「元AKBかよっ!ケッ!」と敬遠されがちですが、色眼鏡なしで聞いてみてほしいアルバムです。

ライブでもこれだけ歌えるのだったら一度行ってみたいなあ。

星がみちる

星がみちる

  • アーティスト:星野みちる
  • 出版社/メーカー: HIGH CONTRAST RECORDINGS
  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: CD

*1:戸島花さんといっしょだったのかな?親しいのかな?wktk