退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ベスト・キッド(2010)

池袋テアトルダイヤで「ベスト・キッド」(2010年、ハラルド・ズワルト)を観る。1984年の同名映画のリメイク。師弟コンビは、ジャッキー・チェンとウィル・スミスの息子ジェイデン・スミス

ベスト・キッド [DVD]

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デトロイトから中国に引っ越してきた主人公の少年ドレは異文化に適応できず、カンフー少年たちにいじめれる日々を過ごす。そんなドレは、ある日マンションの管理人ハンに助けられる。ジャッキー・チェンがいじめっこたちをやっつけるシーンが前半の見どころ。ジャッキーはまだこんなに動けるのかと驚かされる。

あとはカンフーを通して成長する少年の物語で、最後にはカンフーのトーナメントで敵役の少年と決戦の日を迎える、といったストーリー。オリジナルへのオマージュもいくつか挿入されている。140分と長尺なのだが、個々のエピソードが面白くて飽きずに見ることができる。
またオリジナルと比べてみるのもおもしろいかも。前作ではヒロインは金髪の健康的な少女(たしか水着で登場)だったけど、本作は中国人の少女。舞台もカリフォルニアから北京に移り、時代を反映して国際的になっている。

今回、近くの映画館で見ようと思ったのだが吹替版しか上映がなかったので、字幕版をさがしてようやく終了間近ギリギリで見ることができた。本作品は異文化がポイントになので字幕版で英語と中国語を生で楽しみたい。最近、アニメでなくても吹替版だけを上映する映画館が増えた。困った傾向だ。