退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

マネとモダンパリ@三菱一号館美術館

会期終了間際に「マネとモダンパリ」展に行ってきました。丸の内にオープンした三菱一号館美術館の開館記念展です。

エドゥアール・マネとはいいところに目を付けたかもしれません。マネは“近代絵画の創始者”として、見本でも良く知られた画家ですが、あまりまとまって作品を観る機会はなかなかありませんし、「印象派」と同時代に活躍した画家ですが、「印象派展」には出展してないですね。都内では印象派の展覧会が目白押しですが、目先がかわっていいかもしれません。また、当時のパリの芸術的背景を紹介しているところもいいですね。

展示のなかでは、ベルト・モリゾがモデルになった作品を集めた部屋がよかったです。

今回、三菱一号館美術館に初めて行きましたが、外観は古いですが、内装は現代的で照明もいい感じです。しかし、建物の構造自体は古いのでどうしても内部は狭い感じは否めません。立地はさすがにいいですね。夜遅くまで開館している日が多いので仕事帰りに立ち寄るのには便利そうです。

また日時指定券が発売されていて、入口が別になっていたのも特徴的でした。どういうルールで一般券の入場者とバランスをとっているのかわかりませんが、展示場ではいっしょになるので、特に日時指定でもすいているなかで観られるわけではありません。待たずに入場できるというメリットはあるのでしょうが。

観に行ったときは、一般券で7分待ちといわれましたが、屋内の涼しい場所で列に並べたので助かりました。猛暑日だったので、屋外で待つと熱中症になったかもしれません。