退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ボストン美術館展@六本木ヒルズ

少し前になりますが、森アーツセンターギャラリーで「ボストン美術館展」に行ってきました。六本木ヒルズの52階。

16〜20世紀の巨匠たちのの西洋絵画を集めて、年代順ではなくテーマごとに展示してあります。エル・グレコ、ベラスケス、ヴァン・ダイク、レンブラント、コンスタブル、コロー、ミレー、マネ、モネ、ドガ、セザンヌルノワールゴッホ、ピカソ、マティス…と、教科書を観ているようで、ふだん絵をあまり観ない人にもわかりやすい展覧会です。おすすめです。

ボストン美術館はモネ・コレクションで有名ですが、今回目を惹いたのは、モネの風景画10点を半円形の壁にずらりと並べた展示です。圧巻です。まだモネが評価される前に米国に作品が渡り、ほとんどが市民から寄付されたものだそうです。

最近なるべく音声ガイドを利用してみるようにしていますが、今回も鹿賀丈史がナレーションを吹き込んでいる音声ガイドを借りてみました。やや会場がせまくて、混雑すると展示が見にくいのが難点ですが、立地はよいので出かける価値があるでしょう。会期は20日まで。