ニューズウィーク日本語版(2010年4/7号)のカバーストーリーが、「iPadがすべてを変える」だったので、表紙に釣られて読んでみた。
カバーストーリーというものの、記事はわずか8ページしかなく、ウォズニアック氏のインタビューが目を引くが、全体としては新鮮味がない。
iPad発売前の記事だとしても、タイトル詐欺だと言われても仕方ないレベル。しかも翻訳記事だけで日本の事情を伝える記事もないのも残念。
いつもながら『週刊ダイヤモンド』や『週刊東洋経済』に比べると、紙面が少ないから仕方ないが、特集はずいぶんと見劣りする。
むしろ「『官僚』法王には教会は救えない」「危機だからギリシャが熱い!」といった記事はおもしろい。そうした分野がニューズウィーク日本語版の持ち味で、IT分野に期待するのはムリだったようだ。