退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

横山光輝版『三国志』を読み終えた

昨年2月に読み始めた横山光輝版『三国志』(全60巻)をようやく読み終えた。最終巻の第60巻の表紙は、蜀漢の武将・姜維(きょうい)だった。

三国志 (60) 蜀漢その後 (希望コミックス (181))

三国志 (60) 蜀漢その後 (希望コミックス (181))

この最終巻では、諸葛亮の死後の蜀漢の行く末が描かれている。魏軍の蜀征討戦に対し、姜維は要害に立てこもり奮戦したが、魏軍はそれを迂回して成都を攻め、蜀の皇帝・劉禅はあっさり降伏する。それを知った姜維諸葛亮の遺言を守れなかったと嘆き、岩に剣を叩きつけて折るというシーンで蜀漢の滅亡が描かれる。

全60巻と長編だったが、一度は読み通してみる価値はある。歴史コミックの金字塔。