先日、目黒シネマで「インスタント沼」(2009年、三木聡)を観た。元気の出る映画です。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2009/11/27
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本作は、期待通りの『時空警察』を彷彿させる脱力系ギャグの連発に留まらず、いわゆる「映画」らしくなり、作品からはメッセージ性すら感じられる。この微妙なバランスが特徴的である。
この手の映画で三木聡監督は、独自の分野を拓いたとも言えるが、守備範囲があまり狭く今後の発展させていけるのか心配だ、と不遜にも思った。三木監督は結構好きなのだが、海外の映画賞を受賞するような普遍性はないようにも思う。日本専用、しかもターゲットは狭い。それだけにツボにはまると魅力的なのだろうが。
あと主演の麻生久美子がほとんど出ずっぱりで、ファッション・ショーさながらに衣装を替えながらコメディアンヌぶりを遺憾なく発揮しているのも見どころ。ひたすら彼女を見たい人にもおすすめできる