退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

分離不定詞

先日、映画「スタートレック」を観たとき、終盤で “the final frontier”のナレーションが流れたが、そのとき「分離不定詞」のことを思い出した。オリジナルのナレーションは下のとおり。

Space: the final frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. Its five-year mission: to explore strange new worlds, to seek out new life and new civilizations; to boldly go where no man has gone before.

このテレビシリーズ『スタートレック』の冒頭のナレーションの、to boldly go where no man has gone before. の部分で、to と原形動詞の間に副詞(句)が挿入されているが、こうした用法を分離不定詞(または分割不定詞; split infinitive)と呼ぶ、と学生時代に習った。

こうした用法はできるだけ避けるべきだと教わったが、英文を読んでいると実際に見かけることもままある。現代では許容されるようになったかと思ったが、一部の人は拒否反応を示すので、やはり止むを得ない場合を除いて避けるのが無難のようだ。