- 作者: 山田祥平
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/01/20
- メディア: 単行本
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タイトルからは、パナソニックのモバイルPC「レッツノート」が他社のノートパソコンと比較して優れている点を紹介するのかと思って読み出したが、そうした製品比較の情報はほとんどない。
ただ最近流行しているネットブックについての筆者の見解は、「ネットブックは使いものになるか」(p.23)、「n台目のパソコンとしてのネットブック」(p.204)で言及されているが、かなり否定的である。ネットブックを購入する予定のある人は一読してみてはいかがだろうか。
筆者のフリーライターとして、ある意味特殊な環境下でのパソコン活用用が紹介されている。なるほどと思ったのは、「地図と辞書はローカルに」「パソコンがいつでもオンラインとは限らない」という示唆は経験からもなるほどと思った。
また、あとがきで「大事なことは、パソコンを使う時間を少しでも増やしてみようと努力してみることだ」と書いている。たしかに、レッツノートのRシリーズは決して安い買い物ではないが、とことん使い倒して、仕事の効率を高めることができれば、十分採算があうということだろう。そうは言っても、まずはネットブックに目が行くわけだが…。非常時にPC1台持ち出せば大丈夫という安心感はいいかも。
本書は、パソコンを外に持ち出してとことん使いこなそうとする人にとっては、参考になることが多々あるだろうが、どうも対象読者が見えてこないなとも思った。
ちなみに私がレッツノートのRシリーズを買うなら、次の条件が整った時期だなと思っているが、どうなるだろうか。
- USB 3.0搭載
- Bluetooh搭載 (なぜ採用されないのか!)
- Windows 7 サポート