退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

Gladiator スペイン人?

ゴミ捨て場から拾ってきて、すきま時間を使って読んでみた。ヒット映画のノベライズで、いわゆるGraded Reader(Intermediate: 1700words)である。まあこの程度の語彙レベルでは、どうせ子どもだましだろうと思って読み始めたが、意外と楽しめた。複雑な愛憎劇や心理描写はおのずと限界があるが、アクションシーンなどは結構いける。

*GLADIATOR                         PGRN4 (Penguin Readers, Level 4)

*GLADIATOR PGRN4 (Penguin Readers, Level 4)

この本で主人公は”Spaniard”と呼ばれる。もちろんスペイン人の意味だが、蔑称のニュアンスを含んでいるのかなと気になったが、無垢な少年からもそのように呼ばれていたので、そうではないようだ。COBUILDには、“A Spaniard is a Spanish citizen, or a person of Spanish origin.”とあった。ちなみに、The Spanish で集合的にスペイン人を指すとのことだ。

元の持ち主は多読学習に使ったであろうか、目次のページに21000語という書き込みがあった。しかし、”sword”、”The Senate”、”brave”といった語に書き込みをしているので、大したことはない。中学生ぐらいか。多読というと、わからない語があっても、辞書をひかずにどんどん読み進めるという方法を推奨する人もいるが、結局わかった気になるだけで本当に読んでいないと思う。一点の曇りなく読み解けるようになりたいものだ。