いつものように図書館で「月刊 ランティエ」を読んでいると、小谷野敦の連載「煙たい奴ら」が最終回だった。あららと思ったが、この雑誌が8月号で休刊になるとのこと。
“新高等遊民マガジン”と銘打ち、とくにグラビアの部分は読んでいると恥ずかしくなるような雑誌であったが、「夜のランティエ」というコーナーは結構充実していて、勝谷誠彦らの連載を毎月楽しみにしていたのに残念だ。
その図書館では、年度初めに一度だけ講読雑誌の見直しをするので、「○○は2008年8月号をもって休刊しました」とラベルが貼られて、しばらくその棚は放置されるのだろう。最近では、「ダカーポ」が休刊になったのが寂しかったが、雑誌業界は<冬の時代>なのか、図書館の棚にも休刊となっている雑誌が目につく。確かに身銭をきって雑誌を買うことは少なくなった。