退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

サウンド・オブ・サンミュージック

図書館から「サウンド・オブ・サンミュージック」というCDを借りてきた。この題名は有名なミュージカル映画サウンド・オブ・ミュージック」をもじったものだろうか。この2枚組みのCDには、芸能プロのサンミュージックが世に送り出した36曲のヒット曲が収録されている。1998年秋に創立30周年を迎えたことを記念してリリースされたものらしい。

サウンド・オブ・サンミュージック

サウンド・オブ・サンミュージック

収録曲はアマゾンを見てもらうとして、このアルバムのなかの扱いにより各タレントの貢献度が窺えるのは興味深い。この事務所最大のタレントが松田聖子であることは論を俟たないだろうが、その他では桜田淳子、酒井法子、早見優、岡田有希子が大きく取り上げられている。個人的には酒井には、それほど強い印象を感じないが、あとは順当なところだろう。またトリを森田健作が務めているのは貫禄というべきか。

サンミュージックというと、どうしても四谷四丁目の交差点を思い出す。この交差点近くに用事があり、しばらく毎週通っていたためである。そういうわけで、いまでも近くを通ると岡田の自殺の一件を思い出してしまうが、このアルバムではこの件について触れられていない。その他では、「てれてZin Zin」(竹本孝之)に思い出がある。当時勉強を教えていた中学生が竹本を好きだっただけなのだが、幸せに暮らしているだろうか。

若い頃はナツメロ(死語?) を流す番組などは、ジジくさいので避けていたものだが、最近では自分自身が昔のアイドルの楽曲を聞いて往時を振り返ることが多くなった。とくにアイドルの流行歌は、リスナーを昔に引き戻す力が強いようだ。歌手活動を主体とした正統派のアイドルを取り巻く環境が厳しくなってから久しいが、将来Perfumeを聞いて過去を思い起こすという人が、依然としているのだろうかと夢想してみる。