退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017) / 半魚人との純愛ファンタジー・ロマンス

新文芸坐で『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)を鑑賞する。ギレルモ・デル・トロ監督の作風を強く打ち出した究極のファンタジー・ロマンス映画。アカデミー賞で作品賞、監督賞を受賞。【Amazon.co.jp限定】シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正…

【映画感想】『KUBO/クボ 二本の弦の秘密 』(2016) / 愛すべきストップモーションアニメ

新文芸坐で『KUBO/クボ 二本の弦の秘密 』(2016年、監督:トラヴィス・ナイト)を見てきた。スタジオライカによるストップモーションアニメ。日本リスペクトした作品として話題を集めた。公開時見ようと思ったが公開館が少なくあれあれというまに見逃して、よ…

【読書感想】安河内哲也『全解説 英語革命2020』(文藝春秋、2018年)

2020年度大学入試からセンター試験が廃止され、新たに「大学入試共通テスト」が実施されることが決まった。受験生は3年生の4月から12月までに英検など認定された民間の外部試験を2回まで受験、成績のよい方を志望大学に提出することになる。ただし4年間は経…

国公立の女子大は要りません!

先日、お茶の水女子大学が記者会見を開き、「多様性を包摂する」として2020年度の学部・大学院の入学者から「トランスジェンダー」の学生を受け入れることを発表した。www.huffingtonpost.jpお茶女は受け入れ基準を明確にしていないが、「心が女性」ならば男…

【映画感想】『黒木太郎の愛と冒険』(1977) / 田中邦衛主演による森崎東の人生賛歌

神保町シアターの《七〇年代の憂鬱 退廃と情熱の映画史》という企画上映で、映画『黒木太郎の愛と冒険』(1977年、監督・脚本:森崎東)を鑑賞。田中邦衛主演。ATG作品。黒木太郎の愛と冒険発売日: 2013/11/26メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見…

「大杉久美子の現在」という記事が面白かった

雑誌「新潮45」の2018年5月号と6月号に、河崎三行氏が取材した「『アニソン四天王』大杉久美子の現在」という記事が載っていた。往年のアニソン歌手・大杉久美子が歌唱力を失っていたことにショックを受け、3年にわたり本人や関係者を取材してまとめたルポで…

月組バウホール公演『愛聖女(サントダムール)―Sainte♡d'Amour―』のライブ中継行ってきました

週末、都内某シネコンで月組バウホール公演『愛聖女(サントダムール)―Sainte♡d'Amour―』の千秋楽のライブビューイングを見てきました。主演は愛希れいか。作・演出は齋藤吉正。宝塚では激レアな娘役主演の公演で、前回の娘役主演は、月影瞳の「Over The Mo…

【映画感想】『スリー・ビルボード』(2017) / 脚本が素晴らしいクライム・サスペンスの大傑作

新文芸坐で『スリー・ビルボード』(2017年、監督・脚本:マーティン・マクドナー)を鑑賞。道路脇の看板広告に掲げられた地元警察に対する批判的メッセージが、コニュニティーに起こした波紋を描くクライム・サスペンス。スリー・ビルボード 2枚組ブルーレイ&…

【映画感想】『15時17分、パリ行き』(2018) / イーストウッド監督しか撮れない映画

新文芸坐で『15時17分、パリ行き』(2018年)を鑑賞。アムステルダムからパリに向かう高速鉄道タリスで実際にあったテロ事件と、それに果敢に立ち向かった3人の米国人の若者を描く。主演の3人は実際に事件に遭遇した3人を本人役として起用している。クリント・…

【前代未聞】文科省局長を受託収賄容疑で逮捕

モリカケ問題の渦中にある文部科学省でまたまたスキャンダルが発覚。現役局長が逮捕されるというホームラン級の不祥事が露見した。しかも絵に描いたようなストレートな事案で呆れてしまう。文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者が、私立大学の支…

アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」を見終わったけど…

Production I.Gによる新作アニメーション「銀河英雄伝説 Die Neue These」(全12話)のテレビ放送分が終わりました。みなさんいかがでしたか?なんとも中途半端なところで終わりましたが、2019年からセカンドシーズンとして、全12話を3回に分けて映画館で上…

作詞家・安井かずみを聞いてみた

録画したあったテレビ番組「昭和偉人伝」(BS朝日)で、ふたりの女性作詞家、岩谷時子(1916-2013)と安井かずみ(1939-1994)を取り上げた回を見た。番組を見て限り、ふたりは世代がちがい、あまり接点もないようだったので、ふたりまとめてではなく一人ずつ番…

【映画感想】『傷だらけの勲章』(1986) / 西城秀樹主演のポリス・アクション映画

新文芸坐の《緊急上映 追悼・西城秀樹》という追悼企画で映画『傷だらけの勲章』(1986年、斎藤光正監督 )を鑑賞。主演は西城秀樹。『愛と誠』(1974年)との二本立て。エジプトを舞台に、日本の刑事・都筑(西城秀樹)が活躍する姿を描いたポリス・アクション…

高度プロフェッショナル制度導入を含む、働き方改革関連法が成立。いよいよ日本終了か!?

先月末に安倍政権の念願でもあった働き方改革関連法が成立した。この関連法案は、一括審議だったこともあり、信じられないほどの雑な国会審議を経て、与党の賛成多数で成立した。www.huffingtonpost.jpこの関連法案には、企業への規制が強化され労働者の利益…

【読書感想】前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ 』(光文社新書、2017年)

秋田出身のポスドクの昆虫学者(バッタ博士)が安定した職を獲得するため、西アフリカ・モーリタニアで奮闘する冒険の記録である。売れている本だけのことはあり最近読んだ本のなかではダントツに面白かった。バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)作者: 前…

【映画感想】『修羅雪姫 怨み恋歌』(1974) / シリーズ第2弾は反体制映画。岸田森の怪演が光る

新文芸坐で開催中の《CD「追憶」発売記念&梶芽衣子著「真実」刊行記念 梶芽衣子映画祭》で、映画『修羅雪姫 怨み恋歌』(1974年、藤田敏八監督)を鑑賞。小池一雄&上村一夫コンビによる同名劇画の映画化。東映映画。『修羅雪姫』との二本立て。修羅雪姫 怨み…

【映画感想】『修羅雪姫』(1973) / タランティーノも認めた日本のアクション映画

新文芸坐で開催中の《CD「追憶」発売記念&梶芽衣子著「真実」刊行記念 梶芽衣子映画祭》で、映画『修羅雪姫』(1973年、藤田敏八監督)を鑑賞。小池一雄&上村一夫コンビによる同名劇画の映画化。東映映画。『修羅雪姫 怨み恋歌』との二本立て。修羅雪姫 [DVD]…

「ターナー 風景の詩」展 @東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の「ターナー 風景の詩(うた)」展に行ってきました。新宿高層ビル街にある損保ジャパン日本興亜本社ビル・42階にある美術館です。どうにも名前が長すぎますね。旧安田火災ビルと言ったほうがわかりやすい…

ワールドカップを楽しむiPadアプリ三選

サッカーのワールドカップが盛り上がってます。私も「ニワカ」ですが連日楽しんでいます。W杯は4年に一度の開催ということもあり、前回と観戦する環境が大きく変わりました。とくにiPadとnasne導入が大きいです。以下にW杯を楽しめるiPodのアプリを紹介しま…

【読書感想】吉川徹『日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち』(光文社新書、2018年)

計量社会学者である筆者が大規模な社会学調査(SSP2015とSSM2015)のデータを分析し、日本の分断について警鐘を鳴らす。日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち (光文社新書)作者: 吉川徹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2018/04/17メディア: 新書こ…

品川新駅(仮称)の応募期間〆切が迫るなか「芝浦駅」に一票!

2020年、山手線・京浜東北線の田町駅〜品川駅間に新しい駅・品川新駅(仮称)が開業します。東京五輪開催に合わせてのスケジュールのようです。これに際して駅名の募集が行われています。駅名の公募を行うのはJR東日本では初となります。応募期間は6月末日ま…

【映画感想】『街の灯』(1974) / 堺正章主演の人情喜劇。栗田ひろみ出演作

神保町シアターの《七〇年代の憂鬱 退廃と情熱の映画史》という企画上映で、映画『街の灯』(1974年、監督・脚本:森崎東)を鑑賞。堺正章主演の人情喜劇。松竹映画。街の灯 [VHS]出版社/メーカー: 松竹発売日: 1990/03/16メディア: VHS クリック: 6回この商品…

「1973『日本沈没』完全資料集成 」で思ったこと

70年代日本パニック映画の金字塔『日本映画』(1973年、監督:森谷司郎)という映画があった。小松左京のベストセラー小説を、当時5億円の巨費を投じて映画化し、社会現象と言われるほどの記録的なヒットとなった作品だ。この本は、初公開を含む写真と資料を集…

愛希れいかが「宝塚GRAPH」7月号の表紙だった(観測史上3人目)

今月の雑誌『宝塚GRAPH』(2018年7月号)の表紙が、月組トップ娘役「ちゃぴ」こと愛希れいかさんでした。宝塚GRAPH(グラフ) 2018年 07 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 宝塚クリエイティブアーツ発売日: 2018/06/20メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る表紙…

【映画感想】『女囚さそり 701号怨み節』(1973) / シリーズ第4弾。梶芽衣子版の最終作

新文芸坐で開催中の《CD「追憶」発売記念&梶芽衣子著「真実」刊行記念 梶芽衣子映画祭》で、映画『女囚さそり 701号怨み節』(1973年、長谷部安春監督)を鑑賞。篠原とおる原作のコミックの映画化。東映映画。併映は『野良猫ロック セックス・ハンター』だっ…

【映画感想】『野良猫ロック セックス・ハンター』(1970) / シリーズ第5弾。精悍な安岡力也がかっこいい

新文芸坐で開催中の《CD「追憶」発売記念&梶芽衣子著「真実」刊行記念 梶芽衣子映画祭》で、映画『野良猫ロック セックス・ハンター』(1970年、長谷部安春監督)を鑑賞。全5作が公開された「野良猫ロック」シリーズ第5弾。70年代の日活映画らしいアクション…

「iPhone10周年完全図鑑」というムックがよかった!

iPhoneの登場ですっかり生活が変わってしまった。それほどエポックメイキングな製品だった。そんなiPhoneも初代がリリースされて10周年を迎えた。これは初代iPhoneから最近機種iPhone Xまで、10年間のiPhoneの歴史を網羅しようとした野心的なムック。志はす…

iPhoneバッテリー交換のススメ(もっさり→さくさく)

まだまだ現役で活躍中のiPhone 6s。先日バッテリーをApple Storeで交換してもらいました。バッテリー交換を検討している人の役に立つかと思い、気がついたことをメモしておきます。 はじめに 事前に準備すること 当日持参するもの Apple Storeでのバッテリー…

【映画感想】『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968) / 昭和ガメラ第4作。今度の敵は宇宙からの侵略者だ!

オールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》で映画『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968年、湯浅憲明監督)を鑑賞。昭和ガメラシリーズ第4作。この映画からガメラは停滞期と言ってよいだろう。公開同時に興行的に成功したかどうかは別にして、大人の鑑賞に…

【映画感想】『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967) / 昭和ガメラ第3作。ギャオスの殺人音波がスゴい

オールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》で映画『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967年、湯浅憲明監督)を鑑賞。昭和ガメラシリーズ第3作。大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス [Blu-ray]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2009/07/24メ…