退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

読書

【読書感想】雨宮紫苑 『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』(新潮新書、2018年)

帯に「(日本人とドイツ人は)『似ている』なんて大ウソ」とあった。私はちっとも似ているとは思わないが、帯に釣られて手に取ってみた。日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち (新潮新書)作者: 雨宮紫苑出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/08/08メ…

【読書感想】堀江貴文『英語の多動力』(ディーエイチシー、2018年)

ホリエモンの英語論。といっても、この本を読んでもすぐに英語が上達するわけではありません。堀江さんの英語に対する考え方を知りたくて読んでみました。人によっては、英語習得のモチベーションを高めてる効果を期待できるかもしれません。サクッと読めま…

【読書感想】牧田幸裕『教わる力 すべての優秀な人に共通する唯一のスキル』(2018年、ディスカヴァー・トゥエンティワン)

「教える力」(コーチングスキル)の重要性は知られているが、「教わる力」が注目されることはこれまであまりなかった。この本では、「教わる力」を鍛えて、成果や結果を出すためには何が必要かを説く。ユニークな視点で示唆が多い。教わる力 すべての優秀な…

【読書感想】隠岐さや香『文系と理系はなぜ分かれたのか』 (星海社新書、2018年)

学生時代に「文系」と「理系」という区分けで悩んだ人も多いのではないか。多くの人は高2あたりで文理選択の岐路に立たされる。さらに、その選択はその後の就職や職業を大きく左右する。にもかかわらず、文系と理系という区分けについて議論されることはなく…

自滅した雑誌『新潮45』の最終号を読む

週末、雑誌『新潮45』の最終号(2018年10月号)を読みました。いつも図書館から借り出してくるので発売日からおよそ1か月遅れで手元に届きます。新潮45 2018年10月号出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/09/18メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を…

【読書感想】鳥集徹『医学部』(文春新書、2018年)

医師ではなく医療ジャーナリストが医学部周辺で起こっている事象について、その内実を書いた本である。医学部 (文春新書)作者: 鳥集徹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/03/20メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る東京医科大学の不正入試事…

【読書感想】小澤良介『LIFE STYLE DESIGN(ライフスタイルデザイン) ―「遊び」と「好奇心」で設計する これからの生存戦略』(きずな出版、2018年)

著者は家具インテリア店の経営をしている創業社長です。ご自身の体験から導いた「新しい生き方や働き方」を提案しています。成功した実業家らしく自信に満ちています。LIFE STYLE DESIGN(ライフスタイルデザイン) ―「遊び」と「好奇心」で設計する これから…

コミック『ヒカルの碁』(完全版)を豪華装丁本で読んでみた

コミック『ヒカルの碁』(完全版・全20巻)を読み終わりました。この作品は、ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)による囲碁を題材にした少年漫画。1999年から2003年まで「週刊ジャンプ」で連載されました。完全版を見つけたので数年ぶりに読み直してみまし…

愛希れいかサヨナラ特集の『宝塚イズム37』を読む

ひさしぶりに『宝塚イズム』(青弓社)を読みました。特集は「愛希れいかのさよならを惜しむ」、11月18日に退団予定の月組トップ娘役・愛希れいかの退団特集です。宝塚イズム37 (特集 愛希れいかのさよならを惜しむ)作者: 薮下哲司,鶴岡英理子出版社/メーカ…

【悲報】メディアマーカー、2019年1月20日でサービス終了

突然、読書管理サービス「メディアマーカー」のサービスが2019年1月20日で終了することが発表されました。ここ数年にわたり便利に使っていたのでショックです。お気に入りだったのに困った……。mediamarker.netAmazonからのデータ提供停止によりサービス運営…

コミック「グラゼニ~東京ドーム編~」を読んでいる途中でネタバレされた件

少しずつ読んでいたコミック「グラゼニ~東京ドーム編~」(全15巻)を読み終わりました。前巻でモップスに移籍した凡田の活躍を描きます。グラゼニ~東京ドーム編~(1) (モーニング KC)作者: アダチケイジ,森高夕次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/01/23メ…

【読書感想】堀江貴文、落合陽一『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ、2018年)

時代の寵児ともいうべき二人の対談本。10年後の仕事図鑑作者: 堀江貴文,落合陽一出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2018/04/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る対談本というわりには、インタラクションがあまりないのは残念。会話…

演劇雑誌「悲劇喜劇」のタカラヅカ特集を読んで

演劇雑誌「悲劇喜劇」(9月号)の宝塚歌劇特集だったので、ふだん読まない雑誌だったが読んでみた。いつのまにか隔月刊になっていて驚いた。悲劇喜劇 2018年 09 月号出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/08/07メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る創立…

【読書感想】清泉亮『誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書』(東洋経済新報社、2018年)

私自身は田舎暮らしがいいとは思わないが、東京一極集中が問題とされ、日本の分断化が進んでいると言われる中、田舎のことを少しは知っておこうとこの本を手に取った。誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書作者: 清泉亮出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売…

【読書感想】前田裕二『人生の勝算』(幻冬舎、2017年)

とある大学生YouTuberが視聴者からの質問に答えるライブ配信をやっていた。その場で愛読書を訊かれて、この本を推していた。彼は著者の前田裕二氏をとても信奉している様子だったので、どんな人だろうと興味を持ちこの本を手に取ってみた。人生の勝算 (NewsP…

【読書感想】新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社、2018年)

東大合格を目指した「東ロボくん」に興味があったので読んでみた。AI vs. 教科書が読めない子どもたち作者: 新井紀子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/02/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (25件) を見る人工知能の本はいくつか読んだが…

【読書感想】たかぎなおこ『お互い40代婚』(KADOKAWA、2018年)

書店で見つけて「えっ」と驚いたコミックエッセイ。思わず手に取ってみた。お互い40代婚 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)作者: たかぎなおこ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/03/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る筆者の…

【読書感想】ミニマリストしぶ『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』(サンクチュアリ出版、2018年)

「最小限のお金で生きて、最大限の自由を手にする」ことを信条とするミニマリストの「手ぶら」へのガイド。筆者は人気ブロガーとのこと。手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法作者: ミニマリストしぶ出版社/メーカー: サンクチュアリ出版…

【読書感想】石田ゆり子『Lily ――日々のカケラ――』(文藝春秋、2018年)

女優・石田ゆり子のフォトエッセイ。ずっと追いかけているわけではないが、最近観たテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で見かけたので、ふと気になって手を取ってみた。タイトルも上手い。Lily ――日々のカケラ――作者: 石田ゆり子出版社/メーカー: 文藝…

【読書感想】落合陽一『日本再興戦略』(幻冬舎、2018年)

「現代の魔術師」と呼ばれる落合陽一の日本のグランドデザイン。日本再興戦略 (NewsPicks Book)作者: 落合陽一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見るこの本のなかに筆者の国家観ははっきりと示され…

【読書感想】『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』(KADOKAWA、2018年)

昨年10月から始まった、「BS12 トゥエルビ」で放送されている音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜深夜放送中)の書籍化。テレビ番組の書籍化なので、番組を知らない人は何の本だろうと思うかもしれません。芸人のマキタスポーツと、音楽…

大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(DU BOOKS、2018年)

書店で見かけた大映映画のスチール写真集を手に取ってみました。「スチール写真」とは、プログラムピクチャーの時代に宣伝素材として撮影された写真のこと。いまでも名画座のロビーで見る機会があります。いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。 …

【読書感想】『検証 迷走する英語入試――スピーキング導入と民間委託』(岩波ブックレット、2018年)

英語を「読む・聞く・話す・書く」4技能を伸ばすためとして、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」に「スピーキング」が課され、それがいずれは民間試験に全面委託されることがすでに決まっている。英語入試の大改革である。この本は研究者や教育者…

ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」を第5巻まで読んでみた

2018年の冬アニメ「りゅうおうのおしごと!」(全12話)を見て、私はなかなか面白いと思ったが、ネット評判は賛否割れていた。ちょっと意外だったが、批判的な意見を拾ってみると原作のよさがスポイルされているというものが多い。「りゅうおうのおしごと! 」Bl…

コミック「ベルサイユのばら」(第14巻)読了。ついにエピーソード編完結! 奇跡のコラボあり

少女マンガの金字塔「ベルサイユのばら」の連載が終了したのは1973年。それから40年を経て、2014年に新作エピソード編(第11巻)が発表されました。それから5年。今回読み終えた第14巻で一区切りです。ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)作者: 池田…

【読書感想】安河内哲也『全解説 英語革命2020』(文藝春秋、2018年)

2020年度大学入試からセンター試験が廃止され、新たに「大学入試共通テスト」が実施されることが決まった。受験生は3年生の4月から12月までに英検など認定された民間の外部試験を2回まで受験、成績のよい方を志望大学に提出することになる。ただし4年間は経…

【読書感想】前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ 』(光文社新書、2017年)

秋田出身のポスドクの昆虫学者(バッタ博士)が安定した職を獲得するため、西アフリカ・モーリタニアで奮闘する冒険の記録である。売れている本だけのことはあり最近読んだ本のなかではダントツに面白かった。バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)作者: 前…

【読書感想】吉川徹『日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち』(光文社新書、2018年)

計量社会学者である筆者が大規模な社会学調査(SSP2015とSSM2015)のデータを分析し、日本の分断について警鐘を鳴らす。日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち (光文社新書)作者: 吉川徹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2018/04/17メディア: 新書こ…

「1973『日本沈没』完全資料集成 」で思ったこと

70年代日本パニック映画の金字塔『日本映画』(1973年、監督:森谷司郎)という映画があった。小松左京のベストセラー小説を、当時5億円の巨費を投じて映画化し、社会現象と言われるほどの記録的なヒットとなった作品だ。この本は、初公開を含む写真と資料を集…

「iPhone10周年完全図鑑」というムックがよかった!

iPhoneの登場ですっかり生活が変わってしまった。それほどエポックメイキングな製品だった。そんなiPhoneも初代がリリースされて10周年を迎えた。これは初代iPhoneから最近機種iPhone Xまで、10年間のiPhoneの歴史を網羅しようとした野心的なムック。志はす…