退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

読書

愛希れいかサヨナラ特集の『宝塚イズム37』を読む

ひさしぶりに『宝塚イズム』(青弓社)を読みました。特集は「愛希れいかのさよならを惜しむ」、11月18日に退団予定の月組トップ娘役・愛希れいかの退団特集です。宝塚イズム37 (特集 愛希れいかのさよならを惜しむ)作者: 薮下哲司,鶴岡英理子出版社/メーカ…

【悲報】メディアマーカー、2019年1月20日でサービス終了

突然、読書管理サービス「メディアマーカー」のサービスが2019年1月20日で終了することが発表されました。ここ数年にわたり便利に使っていたのでショックです。お気に入りだったのに困った……。mediamarker.netAmazonからのデータ提供停止によりサービス運営…

コミック「グラゼニ~東京ドーム編~」を読んでいる途中でネタバレされた件

少しずつ読んでいたコミック「グラゼニ~東京ドーム編~」(全15巻)を読み終わりました。前巻でモップスに移籍した凡田の活躍を描きます。グラゼニ~東京ドーム編~(1) (モーニング KC)作者: アダチケイジ,森高夕次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/01/23メ…

【読書感想】堀江貴文、落合陽一『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ、2018年)

時代の寵児ともいうべき二人の対談本。10年後の仕事図鑑作者: 堀江貴文,落合陽一出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2018/04/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る対談本というわりには、インタラクションがあまりないのは残念。会話…

演劇雑誌「悲劇喜劇」のタカラヅカ特集を読んで

演劇雑誌「悲劇喜劇」(9月号)の宝塚歌劇特集だったので、ふだん読まない雑誌だったが読んでみた。いつのまにか隔月刊になっていて驚いた。悲劇喜劇 2018年 09 月号出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/08/07メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る創立…

【読書感想】清泉亮『誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書』(東洋経済新報社、2018年)

私自身は田舎暮らしがいいとは思わないが、東京一極集中が問題とされ、日本の分断化が進んでいると言われる中、田舎のことを少しは知っておこうとこの本を手に取った。誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書作者: 清泉亮出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売…

【読書感想】前田裕二『人生の勝算』(幻冬舎、2017年)

とある大学生YouTuberが視聴者からの質問に答えるライブ配信をやっていた。その場で愛読書を訊かれて、この本を推していた。彼は著者の前田裕二氏をとても信奉している様子だったので、どんな人だろうと興味を持ちこの本を手に取ってみた。人生の勝算 (NewsP…

【読書感想】新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社、2018年)

東大合格を目指した「東ロボくん」に興味があったので読んでみた。AI vs. 教科書が読めない子どもたち作者: 新井紀子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/02/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (25件) を見る人工知能の本はいくつか読んだが…

【読書感想】たかぎなおこ『お互い40代婚』(KADOKAWA、2018年)

書店で見つけて「えっ」と驚いたコミックエッセイ。思わず手に取ってみた。お互い40代婚 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)作者: たかぎなおこ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/03/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る筆者の…

【読書感想】ミニマリストしぶ『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』(サンクチュアリ出版、2018年)

「最小限のお金で生きて、最大限の自由を手にする」ことを信条とするミニマリストの「手ぶら」へのガイド。筆者は人気ブロガーとのこと。手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法作者: ミニマリストしぶ出版社/メーカー: サンクチュアリ出版…

【読書感想】石田ゆり子『Lily ――日々のカケラ――』(文藝春秋、2018年)

女優・石田ゆり子のフォトエッセイ。ずっと追いかけているわけではないが、最近観たテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で見かけたので、ふと気になって手を取ってみた。タイトルも上手い。Lily ――日々のカケラ――作者: 石田ゆり子出版社/メーカー: 文藝…

【読書感想】落合陽一『日本再興戦略』(幻冬舎、2018年)

「現代の魔術師」と呼ばれる落合陽一の日本のグランドデザイン。日本再興戦略 (NewsPicks Book)作者: 落合陽一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見るこの本のなかに筆者の国家観ははっきりと示され…

【読書感想】『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』(KADOKAWA、2018年)

昨年10月から始まった、「BS12 トゥエルビ」で放送されている音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜深夜放送中)の書籍化。テレビ番組の書籍化なので、番組を知らない人は何の本だろうと思うかもしれません。芸人のマキタスポーツと、音楽…

大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(DU BOOKS、2018年)

書店で見かけた大映映画のスチール写真集を手に取ってみました。「スチール写真」とは、プログラムピクチャーの時代に宣伝素材として撮影された写真のこと。いまでも名画座のロビーで見る機会があります。いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。 …

【読書感想】『検証 迷走する英語入試――スピーキング導入と民間委託』(岩波ブックレット、2018年)

英語を「読む・聞く・話す・書く」4技能を伸ばすためとして、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」に「スピーキング」が課され、それがいずれは民間試験に全面委託されることがすでに決まっている。英語入試の大改革である。この本は研究者や教育者…

ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」を第5巻まで読んでみた

2018年の冬アニメ「りゅうおうのおしごと!」(全12話)を見て、私はなかなか面白いと思ったが、ネット評判は賛否割れていた。ちょっと意外だったが、批判的な意見を拾ってみると原作のよさがスポイルされているというものが多い。「りゅうおうのおしごと! 」Bl…

コミック「ベルサイユのばら」(第14巻)読了。ついにエピーソード編完結! 奇跡のコラボあり

少女マンガの金字塔「ベルサイユのばら」の連載が終了したのは1973年。それから40年を経て、2014年に新作エピソード編(第11巻)が発表されました。それから5年。今回読み終えた第14巻で一区切りです。ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)作者: 池田…

【読書感想】安河内哲也『全解説 英語革命2020』(文藝春秋、2018年)

2020年度大学入試からセンター試験が廃止され、新たに「大学入試共通テスト」が実施されることが決まった。受験生は3年生の4月から12月までに英検など認定された民間の外部試験を2回まで受験、成績のよい方を志望大学に提出することになる。ただし4年間は経…

【読書感想】前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ 』(光文社新書、2017年)

秋田出身のポスドクの昆虫学者(バッタ博士)が安定した職を獲得するため、西アフリカ・モーリタニアで奮闘する冒険の記録である。売れている本だけのことはあり最近読んだ本のなかではダントツに面白かった。バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)作者: 前…

【読書感想】吉川徹『日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち』(光文社新書、2018年)

計量社会学者である筆者が大規模な社会学調査(SSP2015とSSM2015)のデータを分析し、日本の分断について警鐘を鳴らす。日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち (光文社新書)作者: 吉川徹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2018/04/17メディア: 新書こ…

「1973『日本沈没』完全資料集成 」で思ったこと

70年代日本パニック映画の金字塔『日本映画』(1973年、監督:森谷司郎)という映画があった。小松左京のベストセラー小説を、当時5億円の巨費を投じて映画化し、社会現象と言われるほどの記録的なヒットとなった作品だ。この本は、初公開を含む写真と資料を集…

「iPhone10周年完全図鑑」というムックがよかった!

iPhoneの登場ですっかり生活が変わってしまった。それほどエポックメイキングな製品だった。そんなiPhoneも初代がリリースされて10周年を迎えた。これは初代iPhoneから最近機種iPhone Xまで、10年間のiPhoneの歴史を網羅しようとした野心的なムック。志はす…

【読書感想】橘木俊詔『遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか: 人生は何で決まるのか』(平凡社新書、2017年)

遺伝、能力、環境、努力、運という5つをキーワードにして、比較的新しい学術的知見を紹介しながら、いま話題になっている格差問題について考えさせられる本。筆者の解説付きなので、ふだん素人が敬遠しがちなテーマに挑戦できる。遺伝か、能力か、環境か、努…

【読書感想】『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』(ダイヤモンド社、2017年)

帯に「美術史を知らずして世界とは戦えない」とあったが、別に戦う気ないけどね……。そう思いながら手に取ってみる。世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」作者: 木村泰司出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2017/10/05メディア: 単行本…

【読書感想】梶芽衣子『真実』(文藝春秋、2018年)

女優・梶芽衣子の自伝。語り書きだと思うが、本人が読者に語りかけるような文体は力強い。表紙の写真には眼力がある。読後にまず思ったのは、芯の強い人だなということ。真実作者: 清水まり,梶芽衣子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/03/12メディア: …

【読書感想】黒田龍之介『ロシア語だけの青春: ミールに通った日々』(現代書館、2018年)

筆者本人も書いているが「ロシア語だけの青春」とはなかなか恥ずかしいタイトル。まあ本当の「だけ」だったのか分からないが、ロシア語学習に大変のリソースを注ぎ込んだのはよく伝わってくる。ロシア語だけの青春: ミールに通った日々作者: 黒田龍之助出版…

【読書感想】茂木健一郎、竹内薫『10年後の世界を生き抜く最先端の教育 日本語・英語・プログラミングをどう学ぶか』(祥伝社、2017年)

日本の教育の現状に警鐘をガンガン鳴らす対談本です。話題は多岐にわたりますが、面白い発見がたくさんあり有益でした。10年後の世界を生き抜く最先端の教育 日本語・英語・プログラミングをどう学ぶか作者: 竹内薫,茂木健一郎出版社/メーカー: 祥伝社発売日…

震災被害に立ち向かう鉄道マンの姿を描くコミック『さんてつ』がよかった!

2011年の東日本大震災で路線を多くを被災した三陸鉄道(通称:さんてつ)。地震や津波の被害を克服し復旧に励む鉄道マンの姿を描くドキュメンタリー漫画です。さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 (バンチコミックス)作者: 吉本浩二出版社/…

【読書感想】橘玲『80's エイティーズ ある80年代の物語』(太田出版、2018年)

以前橘玲の本を読んで、どんな人だろうと思っていたので手に取ったみた。筆者の「80's」とは、早稲田大学を卒業した1982年からオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた1995年までだという。この本は、この「長い青春」の時期を中心に綴った自伝的回想記…

【読書感想】村上謙三久 『深夜のラジオっ子 ─リスナー・ハガキ職人・構成作家』(筑摩書房、2018年)

構成作家10人の証言をもとに、80年代、90年代を中心に在京局の深夜ラジオを掘り下げるとともに、構成作家という知られざる職業に光を当てる。青春時代にラジオ番組に熱中していた人はとくに楽しめるだろう。深夜のラジオっ子 (単行本)作者: 村上謙三久出版社…