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退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

時代劇

【映画感想】『四十七人の刺客』(1994) / 市川崑監督の忠臣蔵

新文芸坐の《高倉健 一周忌 健さんFOREVER あなたを忘れない》の最終日に映画『四十七人の刺客』(1994年、監督:市川崑)を鑑賞。原作は池宮彰一郎の同名時代小説。赤穂事件を赤穂浪士と吉良家側との謀略戦として描いた異色の「忠臣蔵」です。四十七人の刺客 …

真田広之主演の時代劇ドラマ「坂本龍馬」を見る

1989年3月に放送されたTBS大型時代劇スペシャル「坂本龍馬」をBS放送で見ました。監督は中島貞夫。真田広之が「元気な龍馬」を演じています。ドラマは龍馬が江戸の千葉道場で修行しているところから始まます。土佐藩を脱藩してからは、志士として亀山社中を…

【映画感想】『新選組始末記』(1963) / 市川雷蔵主演の時代劇映画。ラストの握手のシーンがおかしい

先月テレビ放送されていた映画『新選組始末記』(1963年、監督:三隅研次)を録画で鑑賞。子母澤寛の同名小説が原作だが、本作は原作とはまったくの別物。本作は市川雷蔵のスタームービー。市川は密偵として知られる山崎烝(すすむ)を演じ、山崎の目を通した…

テレビ時代劇『盤嶽の一生』が放送されています

現在、毎週日曜日にBSフジで時代劇『盤嶽の一生』(ばんがくのいっしょう)が放送されています。全10話。前から見たかった作品ですがソフト化されてません。今回、ようやく見ることができました。原作は白井喬二の同名時代小説。戦前に名匠・山中貞雄監督、…

【映画感想】『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973) / 丹波哲郎がノリノリの官能時代劇

新文芸坐の《戦後70年企画 第四部 戦後日本映画史の発見 愛と官能のシネアスト》なる企画で映画『ポルノ時代劇 忘八武士道』』(1973年、監督:石井輝男)を鑑賞。小池一雄、小島剛夕原作による劇画「忘八武士道」を映画化した官能時代劇。タイトルの「ポルノ…

【映画感想】『江戸城大乱』(1991) / 90年代に制作されたトンデモ時代劇

BSで放送された映画『江戸城大乱』(1991年、監督:舛田利雄)を鑑賞。かつて東映が製作して大ヒットした『柳生一族の陰謀』(1978年)の系譜に連なるトンデモ時代劇。良い子は史実だと思ってはいけません。昔の夢をもう一度というわけでもないだろうが、世の…

【映画感想】『超高速!参勤交代』(2014) / アイディア勝負の新機軸の時代劇

新文芸坐の《昨年の邦画話題作を振り返る! 気になる日本映画達〈アイツラ〉2014》で、映画『超高速!参勤交代』(2014年、監督:本木克英)を見てきた。2011年に第37回城戸賞を受賞した土橋章宏のオリジナル脚本を映画化。寛政年間。幕府は金山の利権を狙い弱…

深作欣二監督のテレビ時代劇「阿部一族」を見ました

森鴎外の短編小説『阿部一族』を、深作欣二監督が映像化した作品。映画ではなく、1995年にフジテレビで放送されたテレビドラマです。この時代まではテレビにもまともな時代劇があったことを確認できる傑作です。阿部一族 ディレクターズ・カット [DVD]作者: …

岡本喜八監督特集でテレビ時代劇『着流し奉行』(1981)を見た

シネマヴェーラ渋谷の《岡本喜八監督特集》で、テレビ時代劇『着流し奉行』(1981年、フジテレビ)を鑑賞。原作は山本周五郎『町奉行日誌』。享和年間、西尾藩では町奉行の交代が相次ぐなか、場外の悪の巣窟を大掃除するため新任町奉行・望月小平太が江戸から…

【映画感想】『蜩ノ記』(2014) / 執行猶予付き切腹を巡る清廉な武士を描く時代劇映画

新文芸坐で映画『蜩ノ記』(2014年、監督:小泉堯史)を鑑賞。葉室麟の直木賞受賞作である同名時代小説の映画化で、役所広司と岡田准一の初共演作である。蜩ノ記(ひぐらしのき) Blu-ray(特典DVD付き2枚組)出版社/メーカー: 東宝発売日: 2015/04/15メディア: Bl…

新春ワイド時代劇『大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!』を見ました

テレビ東京の正月恒例の新春ワイド時代劇で『大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!』を見た。時代劇の不振のためか、かつては12時間放送されたワイド時代劇もいまでは5時間に短縮されている。ちなみに、いまはヤマダ電機の冠番組になっている。「大江戸捜…

大型時代劇スペシャル『太閤記』(1987)が奇想天外で面白かった

年末、BS-TBSで放映された大型時代劇スペシャル『太閤記』を鑑賞。1987年元日にTBSで放送された時代劇ドラマ。実質4時間半ぐらいの尺である。制作は東映で岡本喜八が監督を務めている。太閤記 [DVD]出版社/メーカー: TBS発売日: 2004/10/22メディア: DVD ク…

【映画感想】『十手舞』(1986) / 時代劇に新体操を取り入れた珍作。夏木マリに刮目せよ

新文芸坐の《五社英雄映画祭》で、映画『十手舞』(1986年)を鑑賞。石原真理子主演のトンデモ時代劇。スクリーンで上映されるのはレアなので、これは見ておこうと出かける。なおDVDは発売されていない模様。ストーリーはどうでもいいが、一応、石原真理子は、…

【映画感想】『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』(2012) / 男女逆転は斬新だが露出は少なめ

Huluで『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』(2012年、監督:金子文紀)を観る。よしながふみのコミック『大奥』の実写化であり、TBSで放映されたテレビ時代劇『大奥〜誕生[有功・家光篇]』の続編でもある。 通常版 [Blu-ray]" title="大奥 ~永遠~ [右衛…

【映画感想】『真田幸村の謀略』(1979) / トンデモ時代劇ここに極まれり

新文芸坐の《祝 80歳&監督生活50周年「遊撃の美学 映画監督 中島貞夫」映画祭》で、映画『真田幸村の謀略』(1979年/東映)を見てきた。ヒット作『柳生一族の陰謀』(1978年)から始まる東映時代劇復興の路線にある一作。真田幸村の謀略 [DVD]出版社/メーカー…

【読書感想】春日太一『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』(文藝春秋、2013年)

東映京都撮影所にみる様々な人間模様や映画に対する情熱を綴った本である。映画業界の興亡史としても読むことができる、400ページを超える力作。映画好きに広くすすめたい。あかんやつら 東映京都撮影所血風録作者: 春日太一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日…

【映画感想】『祇園の暗殺者』(1962)

新文芸坐の《春日太一&新文芸坐 セレクション オススメ時代劇映画祭》という企画で、近衛十四郎主演の映画『祇園の暗殺者』(1962年、 監督:内出好吉)というレアな作品を鑑賞する。併映は『子連れ狼 三途の川の乳母車』(1972年)。舞台は幕末の京都。薩摩出…

【映画感想】『子連れ狼 三途の川の乳母車』(1972)

新文芸坐の《春日太一&新文芸坐 セレクション オススメ時代劇映画祭》という企画で、映画『子連れ狼 三途の川の乳母車』(1972年、監督:三隅研次)を鑑賞しました。小池一夫・小島剛夕の劇画『子連れ狼』のの映画化です。若山富三郎版『子連れ狼』シリーズ…

【読書感想】春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮新書、2014年)

2011年、長寿番組だったテレビ時代劇『水戸黄門』が終了し、民放のレギューラー枠から消えて瀕死の状態のある時代劇。この本は衰退する時代劇に対する檄文なのか鎮魂歌なのかわからないが、衰退するにはそれなりのワケがあることを明らかにするとともに、そ…

NHKの木曜時代劇『吉原裏同心』がよかった

先週、NHKの木曜時代劇枠で放送されていた『吉原裏同心』(全12回)が最終回を迎えました。木曜時代劇で放送される時代劇は毒気がなく、「イイハナシダナー」という番組が多いので、いつもイマイチだな思っていましたが今回はよかったです。番組開始時、とりあ…

ドラマ「忠臣蔵1/47」が、まさに「忠臣蔵 featuring キムタク」だった!

テレビドラマ「忠臣蔵1/47」をDVDで見ました。2001年の年末にフジテレビで放送された時代劇ドラマです。キムタク芝居全開です。主演は堀部安兵衛を演じるキムタクこと木村拓哉。このドラマはキムタクを中心に潤色されているので、オーソドックスな忠臣蔵とは…

【映画感想】『魔界転生』(1981) / 「チバちゃん祭り!」のラストはやっぱりコレ!

シネマヴェーラ渋谷で開催されていた千葉真一特集「チバちゃん祭り!Sonny Chiba A Go Go!!」でラストに観たのは、映画『魔界転生』(1981年、監督:深作欣二)です。やっぱり千葉ちゃんの柳生十兵衛は外せません。魔界転生 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPAN…

【映画感想】『豪姫』(1992) / 宮沢りえが初々しいケド…

新文芸坐の〈『未完。』刊行記念 第二回 仲代達矢映画祭〉で、映画『豪姫』(1992年、監督:勅使河原宏)を鑑賞した。タイトルロールを演じるのは宮沢りえだが、仲代達矢が扮する古田織部が実質的な主役だろうか。それにしても誰がストーリーの軸なのかよくわ…

【映画感想】『斬る』(1968)

先週、シネマヴェーラ渋谷の「岸田森特集」で映画『斬る』(1968年、岡本喜八監督)を観た。白黒の時代劇映画。侍を捨てた弥源太(仲代達矢)と侍になりたい百姓・半次郎(高橋悦史)が、家老(神山繁)の圧政に憤る青年藩士に出会い、お家騒動に巻き込まれる…

大型時代劇『関ヶ原』(1981)のキャスティングがすごかった

Huluでテレビドラマ『関ヶ原』を観た。これは TBSにて1981年新年に三夜にわたり放送された大型時代劇である。司馬遼太郎の同名小説が原作。天正遣欧少年使節の一員(田中健)がローマ法王庁に関が原の成り行きを書簡で知らせる形式で語られる。関ヶ原 [DVD]…

【映画感想】『武士の献立』(2013) / 二匹目のドジョウは美味かったか?

新文芸坐で、映画『武士の献立』(2013年、監督:朝原雄三)を鑑賞。2010年に公開された映画『武士の家計簿』に続き、加賀藩を舞台とした時代劇。前作では「そろばん侍」を取り上げたが、今回は料理で藩主に仕える「包丁侍」をユニークな切り口で描く。 武士…

【映画感想】『蠢動-しゅんどう-』(2013)

先週、新文芸坐の「気になる日本映画達〈アイツラ〉2013」という企画上映で、『蠢動-しゅんどう-』(2013年、監督:三上康雄)を観た。監督が「自分が観たい時代劇映画はない。だから、自分で創る」という信念で、自ら脚本・監督した作品。蠢動-しゅんどう- …

【映画感想】『侍』(1965)

新文芸坐の企画上映「永遠の映画スター 三船敏郎」で映画「侍」(1965年、監督:岡本喜八)を観る。桜田門外の変(1860)を題材にした本格時代劇。白黒映画。三船敏郎は、大老井伊直弼の落胤であるが父が誰かを知らされずに育てられた浪人・鶴千代を演じている…

【映画感想】『上意討ち 拝領妻始末』(1967)

新文芸坐の企画上映「永遠の映画スター 三船敏郎」で映画「上意討ち 拝領妻始末』(1967年、監督:小林正樹)を観る。封建時代の理不尽がもたらす悲劇を描いた時代劇。 会津藩馬廻り役・笹原伊三郎(三船敏郎)は武芸で藩内に勇名を馳せていた。その笹原家に藩…

『徳川一族の崩壊』 (1980)

先日、新文芸坐で「徳川一族の崩壊」(1980年、山下耕作)を観た。上映機会の少ない作品らしい。今回も「不良箇所あり」という注意書きがあった。幕末、江戸幕府が崩壊していく様子を描く時代劇映画。主役は松平容保を演じる萬屋錦之介。さすがの貫禄で何から…

『狼よ落日を斬れ』(1974)

どうしても剣戟のある時代劇を見たくなってDVDを借りてきて「狼よ落日を斬れ」(1974年、三隅研次)を観る。初見。池波正太郎の小説の映画化。上映時間158分の長編。狼よ落日を斬れ [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2004/10/23メディア: DVD ク…

『十三人の刺客』(1963)

先日、新宿バルト9で「十三人の刺客」(1963年、工藤栄一)をみる。東映時代劇まつりの一本。十三人の刺客 [DVD]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 2002/07/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 211回この商品を含むブログ (37件) を見る“集団抗争時代劇”の…

『薄桜記』(1959)

先日、角川シネマ新宿で開催中の〈大雷蔵祭〉で「薄桜記」(1959年、森一生)を観る。赤穂討ち入りを背景に、赤穂浪士・堀部安兵衛(勝新太郎)と丹下典膳(市川雷蔵)の友情と悲恋を描く。討ち入りの時季にタイムリーに鑑賞できた。薄桜記 [DVD]出版社/メーカー:…

『血文字屋敷』(1962)

先週、シネマヴェーラ渋谷で「血文字屋敷」(1962年、工藤栄一)を観る。山城新伍の追悼上映だったが、山城は町人のチョイ役。大友柳太朗が一人二役で大暴れるする、これぞ時代劇という映画。番士の主人公・神尾喬之助は、妻を上役と争った経緯から職場で陰湿…

『忍者狩り』(1964)

過日、新宿バルト9の東宝時代劇まつりで、「忍者狩り」(1964年、山内鉄也)を観る。忍者狩り [DVD]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 2007/07/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (10件) を見るストーリーは次のとおり。 三代将…

『火天の城』(2009)

近くのシネコンで「火天の城」(2009年、田中光敏)を観る。安土城の築城物語だ。意外と言っては失礼かもしれないが、まっとうな時代劇だった。まあ、良くも悪くも西田敏行の映画なので、彼の演技が受け入れられれば楽しめるだろう。火天の城 [DVD]出版社/メー…

『沓掛時次郎 遊侠一匹』(1966)

先週、新宿バルト9で「沓掛時次郎 遊侠一匹」(1966年、加藤泰)を観た。「東映時代劇まつり」という企画の一本。任侠モノは、これまで敬遠していて、それほど見てないのだ。だが本作は名作の誉れ高いこともあり、食わず嫌いもよくないと思い見にいってきた。…

『柳生一族の陰謀』(1978)

先週、新宿バルト9で「柳生一族の陰謀」(1978年、深作欣二)を観た。「東映時代劇まつり」という企画の一本だが、「東映が12年ぶりに製作した本格時代劇」というキャッチコピーのとおり、上映作品リストのなかで最も時代を下った作品である。柳生一族の陰…

『十一人の侍』(1967)

新宿バルト9で開催中の「東映時代劇まつり」で「十一人の侍」(1967年、工藤栄一)を観る。十一人の侍 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2016/01/06メディア: DVDこの商品を含むブログを見る暴虐なバカ殿の暗殺を企てる集団時代劇とい…

NHKドラマ『真田太平記』見終わる

4月から観ていた NHKドラマ『真田太平記』(全45話)をついに見終わった。かなり集中してまとめて観ることになったが、たいへん面白く鑑賞できた。満腹になった。このドラマはいわゆる大河ドラマではなく、1985年から1986年に放送されたNHK新大型時代劇の一…

『たそがれ清兵衛』(2002)

5月末で閉館した新宿ジョイシネマで「たそがれ清兵衛」(2002年、山田洋次)を観た。さよなら興業「さよならフェスティバル」のなかの一本。たそがれ清兵衛 [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2009/01/28メディア: DVD クリック: 24回この商品を…

NHKドラマ『真田太平記』を鑑賞中

1985年からNHKで放送された連続テレビドラマ『真田太平記』(全45話)をDVDで見始めた。このドラマはいわゆる大河ドラマではなく、NHK新大型時代劇の一作品である。池波正太郎の同名歴史小説のドラマ化。真田昌幸とその長男の信之、次男の幸村らによる、戦国乱…

『山桜』(2008)

新文芸坐で「山桜」(2008年, 篠原哲雄)を鑑賞。藤沢周平の短編小説の映画化。原作は20ページほどの短編を一本の映画に仕立てたせいか、野江の嫁ぎ先や悪徳家老の描写があまりに類型的で直球すぎるのは気になる。山桜 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュア…

『忠臣蔵』(1958)

映画『忠臣蔵』(1958年、渡辺邦男)をDVDで鑑賞した。大映オールスターによる大型時代劇。尺も長い。2時間過ぎても討ち入りが始まらないので、どうなるのかと思ったが、あまり長さは気にならない。忠臣蔵 [DVD]出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2004/12/10…

『ICHI』(2008)

連休中、シネマスクエアとうきゅうで『ICHI』(2008年、監督:曽利文彦)を観た。一人旅を続ける瞽女(ごぜ、三味線を弾き、唄を歌いなどして銭を乞う盲目の女)の市は、美しい容姿からは想像できない居合いの達人だったという、女座頭市ともいうような話。ICHI…

若山富三郎版「子連れ狼」DVDリリース

知人から教えてもらったが、若山富三郎主演の映画版「子連れ狼」のDVDがリリースされる予定らしい。これは欲しい。子連れ狼 DVD-BOX 二河白道の巻 (4枚組)出版社/メーカー: 東宝発売日: 2008/12/19メディア: DVD購入: 9人 クリック: 119回この商品を含むブロ…