退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『ライトスタッフ 』(1983) / マーキュリー計画と孤高のテストパイロットの話

新文芸坐の《魅惑のシネマクラシックスVol.25 ワーナー・ブラザース シネマフェスティバル PART 3》という企画で、映画『ライトスタッフ』(1983年、監督:フィリップ・カウフマン)を鑑賞。NASAのマーキュリー計画に従事した7人の宇宙飛行士を実話を基に描い…

【映画感想】『燃えよドラゴン』(1973) / ブルース・リー映画の集大成

新文芸坐の《魅惑のシネマクラシックスVol.25 ワーナー・ブラザース シネマフェスティバル PART 3》という企画で、映画『燃えよドラゴン』(1973年、監督:ロバート・クローズ)を鑑賞。燃えよドラゴン [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発…

【映画感想】『ゲッタウェイ』(1974) / マックィーン夫婦の逃避行

新文芸坐の《魅惑のシネマクラシックスVol.25 ワーナー・ブラザース シネマフェスティバル PART 3》という企画で、映画『ゲッタウェイ』(1974年、監督:サム・ペキンパー)を鑑賞。バイオレンス・アクション映画の巨匠サム・ペキンパー監督の代表作。スティ…

【映画感想】『ドリーム』(2016) / マーキュリー計画に貢献した黒人女性のいい話

近くのシネコンで映画『ドリーム』(2016年、監督:セオドア・メルフィ)を鑑賞。実話を基にしたストーリー。アメリカ初の有人宇宙飛行計画・マーキュリー計画に多大な貢献をした黒人女性たちの伝記物語。差別と偏見を乗り越えて偉業を成し遂げるという「いい…

【映画感想】『ダンケルク』(2017) / クリストファー・ノーラン監督の戦争映画

近くのシネコンで映画『ダンケルク』(2017年、監督:クリストファー・ノーラン)を鑑賞。先日、張り切ってシネコンに見に行ったがケアレスミスで鑑賞できずに、代わりに『ワンダーウーマン』を見るという失敗をしでかしたので、今回は再挑戦だった。第二次世…

【映画感想】『ワンダーウーマン』(2017) / 「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズ第4弾

近所のシネコンで『ワンダーウーマン』(2017年、監督:パティ・ジェンキンス)を鑑賞。実は『ダンケルク』を見に行ったが、タイムテーブルを見損ねていてあえなく断念。自業自得なのだが、そのまま帰るのも悔しいので、代わりに『ワンダーウーマン』を見てき…

【映画感想】『小川の辺』(2011) / 現代では貴重な時代劇俳優・東山紀之を愛でる映画

DVDで映画『小川の辺』(2011年、監督:篠原哲雄)を鑑賞。藤沢周平の短編小説が原作。架空の藩「海坂藩」を舞台にした時代劇映画。小川の辺 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2012/01/13メディア: DVD クリック: 14回この商品を含むブログ (1…

【映画感想】『シュート!』(1994) / 6人時代のSMAPを振り返るアイドル映画

DVDで映画『シュート!』(1994年、監督:大森一樹)を鑑賞。昨年解散した国民的アイドルグループSMAPが総出演するアイドル映画。大島司の同名コミックが原作。サッカーに青春を燃やす高校生を描く。あの頃映画 「シュート」 [DVD]出版社/メーカー: SHOCHIKU …

【映画感想】『妻は告白する』(1961) / 若尾文子x増村保造の異色作

Amazonプライム・ビデオで映画『妻は告白する』(1961年、監督:増村保造)を鑑賞。円山雅也の小説「遭難・ある夫婦の場合」の映画化。主演は若尾文子。白黒映画。妻は告白する [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2014/06/27メディア: DVDこの…

【映画感想】『関ヶ原』(2017) / 原田眞人監督らしい大作だけど駆け足すぎるかも

近くのシネコンで映画『関ヶ原』(2017年、監督:原田眞人)を見てきた。司馬遼太郎の歴史小説『関ヶ原』が原作。150分の長尺だが天下分け目の戦いを駆け足で走り抜ける爽快感がある。大スクリーンで見る合戦シーンに大満足。この映画は歴史的背景を極力省いて…

【映画感想】『姉妹坂』(1985) / とりあえず旬の女優を4人集めました的なアイドル映画

新文芸坐の《ワンダーランドの映画作家 大林宣彦映画祭2017》で映画『姉妹坂』(1985年)を鑑賞。京都を舞台にした四姉妹の物語。原作は大山和栄の長編コミック。当時、現代版「細雪」と期待して見てガッカリしたことを思い出した。大林監督らしからぬ作品。姉…

【映画感想】『野ゆき山ゆき海べゆき』(1986) / 鉄骨娘がかわいい

新文芸坐の《ワンダーランドの映画作家 大林宣彦映画祭2017》で映画『野ゆき山ゆき海辺ゆき』(1986年)を鑑賞。「質実黒白オリジナル版」「豪華総天然色普及版」の2種類のプリントで公開されたが、今回の上映は〈カラー版〉だった。本当は〈モノクロ版〉を見…

【映画感想】『帝都物語』(1988) / 愛すべき昭和特撮の到達点

東京国立近代美術館フィルムセンターの《特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016》で映画『帝都物語』(1988年、監督:実相寺昭雄)を鑑賞。荒俣宏の同名小説の映画化。陰陽道、風水、奇門遁甲など東洋の神秘性をSF特撮に導入した記念碑的な作品である。渋沢…

【映画感想】『十八歳、海へ』(1979) / 予備校生の心中ごっこの顛末…

新文芸坐の《没後20年 藤田敏八 あの夏の光と影は ~20年目の八月》で映画『十八歳、海へ』(1979年)を鑑賞。中上健次の短編小説が原作。映画『サード』(1978年)の主演コンビ永島敏行と森下愛子が再共演になる。日活100周年邦画クラシックス GREATシリーズ 十…

【映画感想】『もっとしなやかにもっとしたたかに』(1979) / くたばれ、ニューファミリー!

新文芸坐の《没後20年 藤田敏八 あの夏の光と影は ~20年目の八月》で映画『もっとしなやかにもっとしたたかに 』(1979年)を鑑賞。当日の併映作品は『十八歳、海へ』だったので、森下愛子主演作の二本立て。もっとしなやかにもっとしたたかに [DVD]出版社/メ…

【映画感想】『プラチナデータ』(2013) / DNAデータをテーマにした近未来SFサスペンス映画

DVDで映画『プラチナデータ』(2013年、監督:大友啓史)を鑑賞。原作は東野圭吾の同名小説。主演は二宮和也。近未来SFサスペンス。プラチナデータ DVD スタンダード・エディション出版社/メーカー: 東宝発売日: 2013/09/27メディア: DVDこの商品を含むブログ…

【映画感想】『宣戦布告』(2002) / もし北朝鮮工作員が日本に上陸したら……

映画『宣戦布告』(2002年、監督:石侍露堂)を鑑賞する。麻生幾の同名小説の映画化作品。決してメジャーな作品ではないが、いま見ておくべき映画かもしれない。敦賀半島に潜水艦が座礁し、重武装した11人の北朝鮮工作員(映画では北東人民共和国とぼかしてい…

【映画感想】『3月のライオン【前編】』『3月のライオン【後編】』(2017) / 無難な仕上がりだけど日本映画はこれでいいのか?

目黒シネマで『3月のライオン【前編】』『3月のライオン【後編】』(2017年、監督:大友啓史)を二本立てで見てきました。以前も『ちはやふる』前後編の同時上映を見に行きましたが、こうした企画はありがたいです。羽海野チカの人気コミック「3月のライオン」…

【映画感想】『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2017) / マクドナルドの誕生秘話

気になっていた映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2017年、監督;ジョン・リー・ハンコック)を見てきた。原題は、ごくシンプルにThe Founderである。創業者という意味だが、世界展開しているファストフードの巨人である、マクドナルドの誕生を…

【映画感想】『沖田総司』(1974) / 草刈正雄みたいに濃い顔の沖田総司はいねえよ…

東京国立近代美術館フィルムセンターの《特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016》で映画『沖田総司』(1974年、監督:出目昌伸)を鑑賞。俳優としては駆け出しの草刈正雄が沖田総司に扮した異色時代劇。沖田総司 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2004/12/…

【映画感想】『人生フルーツ』(2016) / 風と雑木林と建築家夫婦の物語

少しまえにポレポレ東中野で映画『人生フルーツ』 (2016年、監督:伏原健之)を見てきた。東海テレビによるドキュメンタリー映画。今年1月からのロングラン上映とのこと。津端修一さん90歳、英子さん87歳の夫婦は名古屋市郊外のベッドタウンの片隅にある、雑…

【映画感想】『海難1890』(2015) / 国境を越えた真の友情を描く日本×トルコ合作映画

DVDで映画『海難1890』(2015年、監督:田中光敏)を鑑賞。1890年に起きたエルトゥールル号遭難事件と、1985年のテヘラン邦人救出劇の二部構成。日本とトルコの友好125周年を記念して製作された日本×トルコ合作映画で、実話に基づく映画である。海難1890 [Blu-…

【映画感想】『愛と誠』(1974) / 早乙女愛が役名を芸名にして映画デビューしたアイドル映画

東京国立近代美術館フィルムセンターの《特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016》で映画『愛と誠』(1974年、監督:山根成之)を鑑賞。少年マガジンに連載された、梶原一騎原作・ながやす巧作画による人気劇画の実写映画化。あの頃映画 「愛と誠」 [DVD]出版…

【映画感想】『陸軍残虐物語』(1963) / 白黒映画でよかったなぁ

新文芸坐の《日本国憲法施行70周年記念 映画を通して反戦と平和を希求する映画祭》で映画『陸軍残虐物語』(1963年、監督:佐藤純彌)を鑑賞。佐藤純彌監督のデビュー作。白黒映画。陸軍残虐物語 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 201…

【映画感想】『軍旗はためく下に』(1972) / 軍隊の真実を描く強烈な反戦映画

新文芸坐の《日本国憲法施行70周年記念 映画を通して反戦と平和を希求する映画祭》で映画『軍旗はためく下(もと)に』(1972年、監督:深作欣二)を鑑賞。原作は結城雅治の直木賞受賞作、脚本は新藤兼人。昭和27年戦没者遺族援護法が施行されたが、「敵前逃…

【映画感想】『図書館戦争-THE LAST MISSION-』(2015) / 新米隊員と鬼教官の恋のゆくえは…

有川浩の小説『図書館戦争』シリーズを原作とする、映画第2作『図書館戦争-THE LAST MISSION-』(2015年、監督:佐藤信介)を鑑賞。主演は岡田准一と榮倉奈々。以前、まちがってテレビドラマ『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』を借りてきて失敗したので…

【映画感想】『忍者秘帖 梟の城』(1963) / 工藤栄一監督のスタイリッシュな忍者映画

DVDで映画『忍者秘帖 梟の城』(1963年、監督:工藤栄一)を鑑賞。司馬遼太郎の直木賞受賞作『梟の城』の映像化作品。主演は大友柳太朗。ちなみに1999年に篠田正浩監督により再び映像化されている。忍者秘帖 梟の城 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(…

【映画感想】『TIME/タイム』(2011) / 「時は金なり」が現実になったSF映画

映画『TIME/タイム』(2011年、監督: アンドリュー・ニコル)をようやく鑑賞した。公開時、映画館で予告編を見て設定が面白そうと思ったが、結局上映館が少なく見逃したSF映画である。わかりにく邦題だが、原題は In Time である。TIME/タイム [Blu-ray]出版…

【映画感想】『千利休 本覺坊遺文』(1989) / 映像美は素晴らしいが三船が利休なのは謎

新文芸坐の《没後10年 巨匠・熊井啓》という熊井啓監督特集で映画『千利休 本覺坊遺文』(1989年)を鑑賞。井上靖晩年の小説『本覺坊遺文』の映画化作品。製作は西友でセゾン文化の残滓が感じられる。千利休 本覺坊遺文 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日:…

【映画感想】『お吟さま』(1978) / 熊井啓監督初めての時代劇

新文芸坐の《没後10年 巨匠・熊井啓》という熊井啓監督特集で映画『お吟さま』(1978年)を鑑賞。原作は今東光による直木賞受賞作の同名小説。熊井初めての時代劇映画。千利休(志村喬)の娘・お吟(中野良子)の胸には、堺の豪商に嫁いだ後も、初恋のキリシタ…