退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想』『大統領の陰謀』(1976) / ウォーターゲート事件を題材にした社会派映画の傑作

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.31 ワーナー・ブラザース シネマ フェスティバル PART5》という企画で映画『大統領の陰謀』(1979年、監督:アラン・J・パクラ)を鑑賞。ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込んだふたりのの若き新…

【映画感想】『狼たちの午後』(1979) / アル・パチーノの演技とスキのない脚本を堪能しろ!

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.31 ワーナー・ブラザース シネマ フェスティバル PART5》という企画で映画『狼たちの午後』(1979年、監督:シドニー・ルメット)を鑑賞。ニューヨークのブルックリンで実際に起こった銀行強盗事件を題材した犯罪映…

【映画感想】『ベン・ハー』(1959) / 古き良き時代のハリウッド大作。チャリオットの激走シーンに刮目せよ!

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.31 ワーナー・ブラザース シネマ フェスティバル PART5》という企画で映画『ベン・ハー』(1959年、監督:ウィリアム・ワイラー)を鑑賞。原作はルー・ウォーレスの同名小説。古き良き時代のハリウッド超大作。212…

映画『エヴァの匂い』再び

先日、名画座でジャンヌ・モロー主演の映画『エヴァの匂い』(1962年)を見たとき、英語版だったのがずっと気になっていた。昔見たときはたしかフランス語だった記憶があるし、もともとイタリア=フランス合作のはずですっきりしない。そこで紀伊国屋書店が販売…

【映画感想】『白昼の死角』(1979) / ピカレスク・ロマンに徹しきれなかった日本映画

DVDで映画『昼の死角』(1979年、監督:村川透)を鑑賞。原作は光クラブ事件をベースにした高木彬光の同名推理小説。角川映画のようだが、角川春樹がプロデュースした東映映画。主演は夏木勲。白昼の死角【DVD】出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発…

オールナイト「新文芸坐 東宝スペクタクルまつり 2019」

新文芸坐で《新文芸坐 東宝スペクタクルまつり 2019》というオールナイト上映を見てきました。上映作品は以下の4本。 妖星ゴラス(1962年、監督:本多猪四郎) 海底軍艦(1963 年、監督:本多猪四郎) 宇宙大戦争(1959年、監督:本多猪四郎) 世界大戦争(1…

【映画感想】『沖縄スパイ戦史』(2018) / 沖縄戦の深い闇を描いたドキュメンタリー映画

新文芸坐の《気になる日本映画達〈アイツラ〉2018》で映画『沖縄スパイ戦史』(2018年、監督: 三上智恵、大矢英代)を鑑賞。沖縄戦におけるゲリラ戦やスパイ戦で引込された惨劇をふたりのジャーナリストが追ったドキュメンタリー映画。www.spy-senshi.com 沖…

【映画感想】『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』(2018) / 沖縄返還をめぐる実在の外交官の真実

新文芸坐の《気になる日本映画達〈アイツラ〉2018》で映画『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』(2018年、監督:柳川強)を鑑賞。原作は宮川徹志のドキュメンタリー『僕は沖縄を取り戻したい 異色の外交官・千葉一夫』である。当日は沖縄関連作品の二本立て…

【映画感想】『太平洋の翼』(1963) / 紫電改で編成された航空隊の奮戦を円谷英二の特撮で描く

新文芸坐の《没後10年 森繁久彌と松林宗恵監督》という企画で映画『太平洋の翼』(1963年、監督:松林宗恵)を鑑賞。戦艦大和のミニチュアなど円谷英二の特撮が冴えている。太平洋の翼 [東宝DVD名作セレクション]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2015/05/20メデ…

【映画感想】『人間魚雷回天』(1955) / 松林宗恵監督の大傑作・反戦映画

新文芸坐で映画『人間魚雷回天』(1955年、監督:松林宗恵)を鑑賞。《没後10年 森繁久彌と松林宗恵監督》という企画だったが、この映画には森繁久彌は出演していない。私はあらかじめ知っていたが紛らわしい。白黒映画。人間魚雷 回天 [DVD]出版社/メーカー: …

【映画感想】『エヴァの匂い』(1962) / ジャンヌ・モローの悪女ぶりにノックダウン

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.30》という企画で、映画『エヴァの匂い』(1962年、監督:ジョセフ・ロージー)を鑑賞。ジャンヌ・モロー主演。白黒映画。原題は単にEvaだが、生々しい邦題がついている。エヴァの匂い [Blu-ray]出版社/メーカー: K…

【映画感想】『ダンケルク』(1964) / フランス兵士からみたダンケルクの愛と悲劇

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.30》という企画で、映画『ダンケルク』(1964年、監督:アンリ・ヴェルヌイユ)を鑑賞。ひとりのフランス兵士からみた撤退作戦を描く。2017年に公開されたクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』の影響で再…

【映画感想】『暗殺の森』(1970) / ベルトルッチ監督による映像美を修復されたDCP映像で堪能

早稲田松竹で映画『暗殺の森』(1970年)を鑑賞。昨年死去したベルナルド・ベルトルッチ監督 (Bernardo Bertolucci, 1941-2018)の追悼企画。修復デジタル映像によるDCP上映だった。暗殺の森 Blu-ray出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2012/06/23メディア: …

【映画感想】『ベルリン・天使の詩』(1987) / ヴィム・ベンダース監督の奇蹟の映画

早稲田松竹で映画『ベルリン・天使の詩』(1987年、監督:ヴィム・ヴェンダース)を鑑賞。先日死没したブルーノ・ガンツ (Bruno Ganz, 1941-2019)の追悼企画。ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版 [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2006/04/21…

【訃報】萩原健一さん死去

先日「ショーケン」こと萩原健一さんの訃報が報じられた。68歳だった。natalie.muミュージシャンとしては、グループサウンズ(死語?)の「ザ・テンプターズ」のボーカルとしてデビューした後、「神様お願い!」「エメラルドの伝説」などのヒットを飛ばして…

【映画感想】『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(2018) / 麻薬密輸より密入国ビジネスのほうがカネになるらしい

新文芸坐で映画『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(2018年、監督: ステファノ・ソリマ)を鑑賞。ルール無き国境麻薬戦争の闇を極限の臨場感で描くサスペンス・アクション。主演はベニチオ・デル・トロ。第1作『ボーダーライン』(2015年)の続編で、当日…

【映画感想】『ボーダーライン』(2015) / ベニチオ・デル・トロの迫力がすごい

新文芸坐で映画『ボーダーライン』(2015年、監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)を鑑賞。主演はエミリー・ブラント。アメリカ政府が、メキシコの麻薬カルテルを相手に戦う麻薬戦争を描くサスペンスアクション。続編の『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』との二…

【映画感想】『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009) / 直球ど真ん中の青春映画

DVDで映画『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009年)を鑑賞。ローラーゲームを題材にした青春映画。主演はエレン・ペイジ。女優ドリュー・バリモアの映画監督デビュー作としても知られる。ローラーガールズ・ダイアリー [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニ…

【映画感想】『劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-』(2013) / NHKの人気番組の劇場版だが意外によかった

DVDで『劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-』(脚本・監督:中尾浩之)を鑑賞。2009年から2014年までNHK総合テレビで断続的に放送されていたドキュメンタリー風歴史番組の劇場版。劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 Blu-ray出版社…

東映がピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』をノーカット公開すると発表した件で思ったこと

東映が、20日、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧容疑者が出演する同社配給の『麻雀放浪記2020』(監督:白石和彌)を予定どおりに、4月5日から公開することを発表した。ピエール瀧の出演シーンも編集なしでノーカットで上映される。 www.huffingt…

【映画感想】『プライドと偏見』(2005) / 恋愛小説のベストセラーの映像化作品

DVDで映画『プライドと偏見』(2005年、監督:ジョー・ライト)を鑑賞。原作は、これまで何度も映像化されているジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』(Pride and Prejudice)。主演はキーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン。 プライドと偏見 [Bl…

【映画感想】『武士道残酷物語』(1963) / 戦国時代から現代まで7つのエピソードで綴る残酷物語

DVDで映画『武士道残酷物語』(1963年、監督:今村正)を鑑賞。飯倉家の先祖たちが遭遇した残酷な出来事を時代を越えてオムニバス形式で綴る異色作。主演の中村錦之助がそれぞれのエピソードで7役をこなしている。白黒映画。武士道残酷物語 [DVD]出版社/メー…

【映画鑑賞】『家族はつらいよ2』(2018) / 「老いと死」をテーマにしたシリーズ第2作

DVDで『家族はつらいよ2』(2018年、監督:山田洋次)を鑑賞。シリーズ第2作。前作で熟年離婚の危機を乗り越えた平田一家が綴る家族の姿。家族はつらいよ2 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2017/11/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (6件) を見る平田…

【映画感想】『わたしを離さないで』(2010) / カズオ・イシグロ原作のパラレルワールド

DVDで映画『わたしを離さないで』(2010年、監督:マーク・ロマネク)を鑑賞。カズオ・イシグロの長編小説の映画化作品。わたしを離さないで [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売…

【映画感想】『最後の特攻隊』(1970) / 東映やくざ映画オールスターによる戦争巨編

DVDで映画『最後の特攻隊』(1970年、監督:佐藤純彌)を鑑賞。東映オールスターによる戦争巨編。脚本は直掩隊隊員であった直居欽哉。白黒映画。最後の特攻隊 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2014/07/11メディア: DVDこの商品を含む…

【映画感想】『ザ・ドライバー』(1978) / ウォルター・ヒル監督による犯罪アクション映画の佳作

新文芸坐で映画『ザ・ドライバー』(1978年、監督:ウォルター・ヒル)を鑑賞。70年代犯罪カーアクション2本立て。主演はライアン・オニール。併映は『フェラーリの鷹』。【Amazon.co.jp限定】ザ・ドライバー 制作35周年HDニューマスター版(ポストカード付) [B…

【映画感想】『フェラーリの鷹』(1977) / 往時のヨーロッパ車を堪能できるカーアクション映画の古典

新文芸坐で映画『フェラーリの鷹』(1977年、監督:ステルヴィオ・マッシ)を鑑賞。イタリア映画。70年代犯罪カーアクション2本立て。併映は『ザ・ドライバー』。フェラーリの鷹 HDリマスター [Blu-ray]出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2019/02/…

【映画感想】『もっともあぶない刑事』(1989) / 日本テレビ系の人気テレビシリーズの劇場版第3作

新文芸坐の《追悼・黒澤満 70年代以降、日本映画の新しい地平を拓き多くの才能を輩出させた名プロデューサー》という企画で、映画『もっともあぶない刑事』(1989年、監督:村川透)を鑑賞。主演は舘ひろしと柴田恭兵。第1作との二本立てで、アブデカを堪能し…

【映画感想】『あぶない刑事』(1987) / 日本テレビ系の人気テレビシリーズの劇場版第1作

新文芸坐の《追悼・黒澤満 70年代以降、日本映画の新しい地平を拓き多くの才能を輩出させた名プロデューサー》という企画で、映画『あぶない刑事』(1987年、監督:長谷部安春)を鑑賞。主演は舘ひろしと柴田恭兵。あぶない刑事 [Blu-ray]出版社/メーカー: TOE…

【映画感想】『ボヘミアン・ラプソディ』(2018) / フレディ・マーキュリーの伝記映画

近くのシネコンで映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年、監督:ブライアン・シンガー)を鑑賞。ロックバンド「クイーン」のボーカリストのフレディ・マーキュリーの伝記映画。フレディを演じたラミ・マレックは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞してい…