退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『三匹の侍』(1964) / 五社英雄の映画監督デビュー作

映画『三匹の侍』(1964年)を鑑賞。1963年から1969年までフジテレビ系列で放送された人気テレビ時代劇の映画化。テレビ版も演出した五社英雄の劇場映画デビュー作。白黒映画。あの頃映画 「三匹の侍」 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2012/12/21メディア:…

【映画感想】『手討』(1963) / 市川雷蔵主演の格調高い悲恋物語

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映男優祭》で、映画『手討』(1963年、田中徳三監督)を鑑賞。「番町皿屋敷」を大胆に脚色して悲恋物語として映画化。原作は岡本綺堂。主演は市川雷蔵。手討 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2014…

【映画感想】『蜜のあわれ』(2016) / 金魚に「交尾してまいりまする」って言われてもなぁ

新文芸坐のオールナイト《追悼・大杉漣 いつもそこにいた名バイプレイヤー》で映画『蜜のあわれ』(2016年、 石井岳龍監督)を鑑賞。室生犀星の幻想文学を映画化。主演は二階堂ふみ。蜜のあわれ [Blu-ray]出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント発売日…

【映画感想】『エクステ』(2007) / 栗山千明様を愛でる国産サスペンス・ホラー映画

新文芸坐のオールナイト《追悼・大杉漣 いつもそこにいた名バイプレイヤー》で映画『エクステ』(2007年、園子温監督)を鑑賞。主演は栗山千明。国産サスペンス・ホラー映画。エクステ [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2018/06/13メデ…

【映画感想】『ポストマン・ブルース』(1997) / 勢いで話を収斂させた愛すべきおバカ映画

新文芸坐のオールナイト《追悼・大杉漣 いつもそこにいた名バイプレイヤー》で映画『ポストマン・ブルース』(1997年、監督・脚本:SABU)を鑑賞。主演は堤真一。ポストマン・ブルース [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2004/02/26メデ…

【映画感想】『ソナチネ』(1993) / 大杉漣がキタノ映画に初出演した作品

新文芸坐のオールナイト《追悼・大杉漣 いつもそこにいた名バイプレイヤー》で映画『ソナチネ』(1993年、北野武監督)を鑑賞。後にキタノ映画の常連となる大杉漣が、初めて出演した北野武監督作品であり、俳優しての転機となった作品としても知られる。ソナチ…

大杉漣の追悼オールナイトに行ってきた

新文芸坐のオールナイト《追悼・大杉漣 いつもそこにいた名バイプレイヤー》に行ってきました。 上映作品は以下4本。 ソナチネ (1993年、北野武監督) ポストマン・ブルース (1997年、サブ(SABU)監督) エクステ (2007年、園子温監督) 蜜のあわれ (2016年、石…

【映画感想】『信長協奏曲』(2016) / テレビドラマの完結編だが予想以上によかった

Amazonプライム・ビデオで映画『信長協奏曲』(2016年、松山博昭監督)を鑑賞しました。「のぶながコンツェルト」と読みます。フジテレビ系で放送されたテレビドラマ『信長協奏曲』(2014年)の完結編。主演は小栗旬。石井あゆみのコミックの実写映像化ですが、…

【映画感想】『俺は待ってるぜ』(1957) / 石原裕次郎主演の日活のムード・サスペンス

新文芸坐の《日本映画 匠の技Vol.4 白黒映画の美学 日本映画黄金時代に到達した、光と影の極みを堪能する11日間》という企画で映画『俺は待ってるぜ』(1957年)を鑑賞。蔵原惟繕の監督デビュー作。脚本は石原慎太郎。撮影は高村倉太郎。裕次郎が歌う同名主題…

【映画感想】『洲崎パラダイス 赤信号』(1956) / 腐れ縁の男女をクールに描く川島雄三監督の傑作

新文芸坐の《日本映画 匠の技Vol.4 白黒映画の美学 日本映画黄金時代に到達した、光と影の極みを堪能する11日間》という企画で映画『洲崎パラダイス 赤信号』(1956年、川島雄三監督)を鑑賞する。原作は芝木好子の小説『洲崎パラダイス』。撮影は高村倉太郎。…

【映画感想】『ゲット・アウト』(2017) / アカデミー脚本賞を受賞したサスペンス映画の秀作

早稲田松竹で映画『ゲット・アウト』(2017年)を鑑賞。監督・脚本を人気コメディアンのジョーダン・ピールが務めたことで話題になった。低予算ながら第90回アカデミー賞で脚本賞を受賞したホラー風サスペンス映画。ゲット・アウト ブルーレイ+DVDセット [Blu-…

【映画感想】『雑兵物語』(1963) / 藤村志保の可憐さに注目

神保町シアターの《東西対決! 輝ける〈大映〉男優の世界》で、映画『雑兵物語』(1963年、池広一夫監督)を鑑賞。 勝新太郎主演。清水崑の原作漫画を、脚本家・小國英雄が脚色したスラップスティック。脚本が冴えている。戦国時代の農村に徴兵の命が下り、村…

【映画感想】『いのち ぼうにふろう』(1971) / 夜の大捕り物の提灯は必見

新文芸坐の《日本映画 匠の技Vol.4 白黒映画の美学 日本映画黄金時代に到達した、光と影の極みを堪能する11日間》という企画で映画『いのち ぼうにふろう』(1971年、小林正樹監督)鑑賞。山本周五郎の短編小説『深川安楽亭』の映画化。主演は仲代達矢。撮影の…

【映画感想】『六條ゆきやま紬』(1965) / 旧家の因習を雪の質感に見立てた映像美がすばらしい

新文芸坐の《日本映画 匠の技Vol.4 白黒映画の美学 日本映画黄金時代に到達した、光と影の極みを堪能する11日間》という企画で映画『六條ゆきやま紬』(1965年、松山善三監督)鑑賞。撮影の岡崎宏三をフューチャーした2本立て。併映は『いのち ぼうにふろう』(…

【映画感想】『連合艦隊』(1981) / 元海軍士官が撮った特撮戦争映画

映画『連合艦隊』(1981年、松林宗恵監督)をDVDで鑑賞。東宝で製作された特撮戦争映画。特技監督は中野昭慶。" title="【東宝特撮Blu-rayセレクション】 連合艦隊">【東宝特撮Blu-rayセレクション】 連合艦隊出版社/メーカー: 東宝発売日: 2009/11/20メディ…

【映画感想】『バンコクナイツ』(2016) / 日本人が撮った「アジア映画」

新文芸坐の恒例企画《気になる日本映画達2017》で映画『バンコクナイツ』(2016年、監督・出演:富田克也)を鑑賞。上映時間が3時間超の長尺のため1本立ての上映だった。映画評が高評価だったことや予告篇に惹かれたとに加えて、『サウダーヂ』(2011年)と同じ…

【映画感想】『武曲 MUKOKU』(2017) / 期待していたけどちょっと残念だった剣道映画

新文芸坐の恒例企画《気になる日本映画達2017》で映画『武曲 MUKOKU』(2017年、熊切和嘉監督)を鑑賞。藤沢周の小説『武曲(むこく)』の映画化。主演は綾野剛。公開時にユーロスペースで予告篇を見てからずっと見たかった作品。武曲 MUKOKU 2枚組 [Blu-ray]出…

【映画感想】『RE:BORN』(2017) / 国産アクション映画も捨てたものではない

新文芸坐の恒例企画《気になる日本映画達2017》で映画『RE:BORN』(2017年、下村勇二監督)を鑑賞。併映の『武曲 MUKOKU』を目当てに出かけたので期待せずに見たが、こちらの方が面白かった。日本のアクション映画もあなどれない。主演はTAK∴こと坂口拓。音楽…

【映画感想】『やっちゃ場の女』(1962) / 若尾文子主演の下町純情物語

神保町シアターの《東西対決! 輝ける〈大映〉男優の世界》で、映画『やっちゃ場の女』(1962年、木村恵吾監督)を鑑賞。 若尾文子主演。やっちゃ場の女 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/12/22メディア: DVDこの商品を含むブログを見る…

【映画感想】『予兆 散歩する侵略者 劇場版』(2017) / スピンオフドラマだけどこっちの方がいいね

新文芸坐の恒例企画《気になる日本映画達2017》で映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』(2017年、黒沢清監督)を鑑賞。前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名舞台劇の映画化作品『散歩する侵略者』(以後、正編と呼ぶ)のスピンオフドラマ(WOWOWで放送された…

【映画感想】『散歩する侵略者』(2017) / わかりやい黒沢清作品

新文芸坐の恒例企画《気になる日本映画達2017》で映画『散歩する侵略者』(2017年、黒沢清監督)を鑑賞。前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名舞台劇の映画化。併映作はWOWOWで放送されたスピンオフドラマをまとめた映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』だっ…

【映画感想】『親不孝通り』(1958) / 親不孝というが親は登場せず

神保町シアターの《東西対決! 輝ける〈大映〉男優の世界》で、映画『親不孝通り』(1958年、増村保造監督)を鑑賞。後に結婚する川口浩と野添ひとみのコンビによる、めっちゃ激しい青春映画。ソフト化されていないレア作品。初見。映画『親不孝通り』(1958年)…

【映画感想】『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』(2014) / ある実業家の没落と夫婦愛

タイムシェアで不動産業界で大成功したヴィッド&ジャッキー・シーゲル夫妻は、フロリダに総工費100億円を投じて、個人の住宅としては最大級の自宅を建築することを決意した。ベルサイユ宮殿を模した大邸宅だ。しかし、リーマンショックにより会社倒産の危機…

【映画感想】『河内のオッサンの唄』(1976) / 川谷拓三の初主演作

シネマヴェーラ渋谷の《名脇列伝III ピラニア軍団・役者稼業》で映画『河内のオッサンの唄』(1976年、斉藤武市監督)を鑑賞。ミス花子ヒット曲「河内のオッサンの唄」の映画化で、川谷拓三の初主演作。ピラニア軍団の面々のほか、夏純子、岩城滉一、ミヤコ蝶…

【映画感想】『ピラニア軍団 ダボシャツの天』(1977) / 竹田かほりの映画デビュー作

シネマヴェーラ渋谷の《名脇列伝III ピラニア軍団・役者稼業》で映画『ピラニア軍団 ダボシャツの天』(1977年、山下耕作監督)を鑑賞。原作は政岡としやのコミック「ダボシャツの天」。主演は川谷拓三。東映京都撮影所の大部屋俳優が結成した「ピラニア会」の…

【映画感想】『模倣犯』(2002) / ガンバりすぎた山崎努

神保町シアターの《赤川次郎と現代ミステリーの世界 映画で愉しむ謎解きエンターテインメント!》という企画で、映画『模倣犯』( 2002年、森田芳光監督)を鑑賞。原作は宮部みゆきの長編小説。中居正広主演。模倣犯 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2002/1…

「ポスターでみる映画史Part 3 SF・怪獣映画の世界」展 @東京国立近代美術館フィルムセンター

東京国立近代美術館フィルムセンター で、映画上映まで少し時間があったので、前から気になっていた「ポスターでみる映画史Part 3 SF・怪獣映画の世界」展 を見てきました。文字通り、東西のSF映画のポスター展です。フライヤーには『メトロポリス』から『マ…

【映画感想】『狂い咲きサンダーロード』(1980) / 山田辰夫がすごくいいね

東京国立近代美術館フィルムセンターの《自選シリーズ 現代日本の映画監督6 石井岳龍》で映画『狂い咲きサンダーロード』(1980年)を鑑賞。石井聰亙(現・石井岳龍)監督の日芸の卒業制作作品だった。学生映画にもかかわらず全国公開された伝説のカルトムー…

【読書感想】大杉漣『現場者―300の顔をもつ男』(マガジンハウス、2001年)

先月急逝した俳優・大杉漣さんの自伝を読んでみました。タイトルの「現場者」は〈げんばもん〉と読ませます。現場者―300の顔をもつ男作者: 大杉漣出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2001/10メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (4件)…

【映画感想】『花と怒涛』(1964) / 久保菜穂子の背中に刮目せよ!

新文芸坐の《緊急上映 追悼・川地民夫》で映画『花と怒涛』(1964年、監督:鈴木清順)を鑑賞。小林旭主演の日活映画。花と怒涛 [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2012/12/04メディア: DVDこの商品を含むブログを見る舞台は凌雲閣がそびえる大正…