退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『ブロウアップ ヒデキ』(1975) / 1975年・西城秀樹の暑い夏

新文芸坐の《追悼・西城秀樹 ヒデキ、フォーエバー!》で、映画『ブロウアップ ヒデキ』(1975年、監督:田中康義)を鑑賞。ヒデキが20歳のときの作品。1975年夏のコンサートツアーのライブ映像を中心に構成された劇場公開映画。ブロウアップ ヒデキ 豪華版ア…

【映画感想】『おれの行く道』(1975) / 西城秀樹と田中絹代の貴重な共演作品

新文芸坐の《追悼・西城秀樹 ヒデキ、フォーエバー!》で、映画『おれの行く道』(1975年、監督:山根成之)を鑑賞。ヒデキが20歳の頃の作品である。いかにもヒデキの主演のアイドル映画のようなタイトルだが、当時多忙だったのか出番は意外に少ない。田中絹代…

【映画感想】『県警対組織暴力』(1975) / 菅原文太が悪徳刑事を演じた笠原和夫脚本の傑作

新文芸坐で映画『県警対組織暴力』(1975年、監督:深作欣二)を鑑賞。『仁義なき戦い』から始まった東映実録映画路線のなかの1本。悪徳刑事とヤクザとの友誼を通して、警察とヤクザの癒着関係を描く。併映作は『孤狼の血』で、新旧の東映ヤクザ映画を楽しめる…

【映画感想】『孤狼の血』(2018) / 実録路線と呼ばれたかつての東映ヤクザ映画のリブート

新文芸坐で映画『孤狼の血』(2018年、監督:白石和彌)を鑑賞。柚月裕子の同名小説の映画化。マル暴の悪徳警官を主役に金融会社社員の失踪事件や暴力団間の抗争を描く。過激な暴力描写のためR15+作品。心臓の弱い人は要注意。併映はなんと『県警対組織暴力』…

【映画感想】『ラッキー』(2017) / 名優ハリー・ディーン・スタントンの遺作

早稲田松竹で映画『ラッキー』(2017年、監督:ジョン・キャロル・リンチ)を鑑賞。2017年9月に亡くなったハリー・ディーン・スタントン最後の主演作。ラッキー [DVD]出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2018/12/05メディア: DVDこの商品を含むブロ…

【映画感想】『忍ぶ川』(1972) / 加藤剛と栗原小巻によるメロドラマ

新文芸坐の《端正な美貌、知性あふれる演技 追悼・加藤剛》で映画『忍ぶ川』(1972年、監督:熊井啓)を鑑賞。原作は三浦哲郎の芥川賞受賞作。白黒スタンダード映画。加藤剛と栗原小巻によるメロドラマ。忍ぶ川 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2004/10/29…

【映画感想】『子育てごっこ』(1979) / 加藤剛と栗原小巻が教師夫婦を演じた健全映画

新文芸坐の《端正な美貌、知性あふれる演技 追悼・加藤剛》で映画『子育てごっこ』(1979年、監督:今井正)を鑑賞。原作は三好京三による直木賞受賞小説。三好が教師だったときの実体験を基にしている。子育てごっこ作者: 三好京三出版社/メーカー: 文藝春秋…

国立映画アーカイブ、転売屋に大いに怒る

国立映画アーカイブ(旧・東京国立近代美術館フィルムセンター)がチケット転売に対して怒りのメッセージを発している。これは珍しい。映画『2001年宇宙の旅』の70mm版で上映する特別イベントのチケット転売についてである。www.nfaj.go.jpふだんは"高尚なプ…

【映画感想】『仇討』(1964) / ラストの鬼気迫る錦之助に刮目!

新文芸坐の《日本映画の黄金時代を書いた男 追悼・橋本忍》で映画『仇討』(1964年、監督:今村正)を鑑賞。橋本忍のオリジナル脚本で封建時代の武士社会の不条理を描く。白黒映画。仇討 [VHS]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 1995/10/21メディア: VHSこ…

【映画感想】『日本脱出』(1964年) / 吉田喜重監督の松竹退社のきっかけとなった異色アクション映画

神保町シアターの《1964年の映画 東京オリンピックがやってきた「あの頃」》という企画で、映画『日本脱出』(1964年、監督:吉田喜重)を鑑賞する。東京五輪に合わせて日本脱出するというアイディアが面白い。あの頃映画 「日本脱出」 [DVD]出版社/メーカー: …

【映画感想】『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』(2011) / 役所広司が演じる山本五十六

DVDで映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』(2011年、監督:成島出)を鑑賞。半藤一利の監修による、聯合艦隊司令長官・山本五十六元帥の実像を描いた戦争映画。主演は役所広司。聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真…

【映画感想】『猟人日記』(1964年) / 中平康監督によるスタイリッシュなエロティック・ミステリー

神保町シアターの《1964年の映画 東京オリンピックがやってきた「あの頃」》という企画で、映画『猟人日記』(1964年、監督:中平康)を鑑賞する。シャンソン歌手としても知られた戸川昌子の同名ミステリー小説をスタイリッシュに映画化。原作者の戸川も出演し…

AbemaTVで見る「平成ガメラ三部作」が楽しい

AbemaTV「真夜中の映画祭」という番組で「平成ガメラ三部作」が配信されている。 既にこの週末に第1作と第2作が配信され、次の金曜深夜に第3作が配信予定である。何度も見たことのある作品であるが、コメント付きでみると実に楽しい。ガメラ 大怪獣空中決戦 …

【映画感想】『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017) / 光州事件時の実話を基にした韓国映画

早稲田松竹で韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017年、監督:チャン・フン)を見てきた。大変混雑していると聞いていたが、ロビーに並んでなんとか見ることができた。最近見た映画のなかでは最も衝撃を受けた映画。タクシー運転手 約束は海を越…

【映画感想】『グレイテスト・ショーマン』(2017) / 実在の興行師の成功を描くミュージカル映画

新文芸坐で映画『グレイテスト・ショーマン』(2017年)を見てきた。マイケル・グレイシーの初監督作品。主演はヒュー・ジャックマン。19世紀に実在した興行師、P・T・バーナム(Phineas Taylor Barnum, 1810-1891)が「サーカス王」として成功するまでを描くミ…

【映画感想】『レディ・プレイヤー1 』(2018) / 80年代の日本発のポップカルチャーが炸裂するSF映画

新文芸坐で映画『レディ・プレイヤー1』(2018年)を鑑賞。アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』を原作に、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化したSF映画。 レディ・プレイヤー1 ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナ…

【映画感想】『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017) / いま見るべき実話を基にした社会派ドラマの秀作

早稲田松竹で映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017年、監督:スティーブン・スピルバーグ)を鑑賞。ベトナム戦争に関する政府の最高機密文書(通称:ペンタゴン・ペーパーズ)の存在を暴露したワシントン・ポスト紙のジャーナリストたちの実話を…

【映画感想】『日本のいちばん長い日』(1967) / 岡本喜八と橋本忍による群像劇の大傑作

新文芸坐で映画『日本のいちばん長い日』(1976年、監督:岡本喜八)を見てきた。何度も見た映画だが、夏になるとどうしても観たくなる作品。白黒映画。東宝映画。《8.15終戦の日 特別企画 映画を通して、歴史や社会を考える 戦争 軍隊 原爆 冤罪…》という恒例…

【映画感想】『不毛地帯』(1976) / 原作にはないシーンに山本薩夫監督の作家性が強く出ています

新文芸坐で映画『不毛地帯』(1976年、監督:山本薩夫)を見てきた。何度も見た映画だが、しばらくするまた見たくなる不思議な作品。《8.15終戦の日 特別企画 映画を通して、歴史や社会を考える 戦争 軍隊 原爆 冤罪…》という恒例のプログラムでの上映だった。…

【映画感想】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018) / ロン・ハワード監督の西部劇

近くのシネコンで『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年、監督:ロン・ハワード)を見てきた。上映終了が迫っていたが、館内は結構混んでいた。本作は「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品の第2作。過去のシリーズでハリソン・フォー…

【映画感想】『本能寺ホテル』(2017) / 綾瀬はるかが戦国時代にタイムスリップするSF映画

DVDで映画『本能寺ホテル』(2017年、監督:鈴木雅之)を鑑賞。ヒロイン・綾瀬はるかが、本能寺の変の前日にタイムスリップして織田信長に出会うSF映画。タイトルはなかなか上手い。本能寺ホテル Blu-rayスタンダード・エディション出版社/メーカー: ポニーキ…

大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(DU BOOKS、2018年)

書店で見かけた大映映画のスチール写真集を手に取ってみました。「スチール写真」とは、プログラムピクチャーの時代に宣伝素材として撮影された写真のこと。いまでも名画座のロビーで見る機会があります。いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。 …

【映画感想】『神田川』(1974) / 関根恵子と草刈正雄の美男美女カップルによる同棲生活ストーリー

新文芸坐の《二枚目は笑顔で殺す 草刈正雄スペシャルッ!》で、映画『神田川』(1974年、監督:出目昌伸)を鑑賞。大ヒット曲「神田川」の作詞家・喜多条忠の自伝的小説の映画化。映画に曲が使われているが、歌詞とは無関係。神田川 [DVD]出版社/メーカー: 東…

【映画感想】『あにいもうと』(1976) / 草刈正雄特集だけど秋吉久美子の映画

新文芸坐の《二枚目は笑顔で殺す 草刈正雄スペシャルッ!》で、映画『あにいもうと』(1976年、監督:今井正)を鑑賞。原作は室生犀星の短編小説。3度めの映画化。東宝映画。あにいもうと 詩人の別れ (講談社文芸文庫)作者: 室生犀星出版社/メーカー: 講談社発…

【映画感想】『0093 女王陛下の草刈正雄』(2007) / 力の抜けた本格パロディスパイ映画!?

新文芸坐の《二枚目は笑顔で殺す 草刈正雄スペシャルッ!》で、映画『0093 女王陛下の草刈正雄』(2007年、監督:篠崎誠)を鑑賞。今回のような草刈正雄特集でもなければ、劇場で上映されることはないだろうトンデモ映画。これは見逃せない! 0093女王陛下の草…

『シン・ゴジラ』がAmazonプライム・ビデオにやってきた。東宝への期待が高まります

映画『シン・ゴジラ』(2016年)が、Amazonプライム・ビデオで配信されています。さっそく見てみました。シン・ゴジラ Blu-ray2枚組出版社/メーカー: 東宝発売日: 2017/03/22メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (30件) を見るこれまで映画館で三回、そして…

【映画感想】『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』二本立て

新文芸坐でバーフバリを見てきました。『バーフバリ 伝説誕生』(2015年)と『バーフバリ 王の凱旋』(2017年)の二本立て。 S・S・ラージャマウリ監督による二部構成の映画叙事詩です。もちろんインド映画。ちなみに「王の凱旋」はインターナショナル版でした。…

【映画感想】『連合艦隊司令長官 山本五十六』(1968) / 山本五十六といえばやはり三船敏郎

新文芸坐の《「三船敏郎、この10本」刊行記念 永遠の映画スター 三船敏郎 没後20年/映画デビュー70年記念上映会》という企画上映で、映画『連合艦隊司令長官 山本五十六』(1968年、監督:丸山誠治)を鑑賞。東宝の8・15シリーズの第2作。太平洋戦争開戦時の連…

【映画感想】『血と砂』(1963) / 岡本喜八監督らしい反戦映画の傑作

新文芸坐の《「三船敏郎、この10本」刊行記念 永遠の映画スター 三船敏郎 没後20年/映画デビュー70年記念上映会》という企画上映で、映画『血と砂』(1963年、監督:岡本喜八)を鑑賞。白黒映画。将官を演じることが多い三船敏郎が曹長を演じている。血と砂 […

【映画感想】『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』(1960) / 真珠湾攻撃とミッドウェイ海戦で1粒で2度美味しい

新文芸坐の《「三船敏郎、この10本」刊行記念 永遠の映画スター 三船敏郎 没後20年/映画デビュー70年記念上映会》という企画上映で、映画『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』(1960年、監督:松林慎司)を鑑賞。空母「飛龍」の搭乗員の視点から真珠…