退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『女賭博師乗り込む』(1968) / 江波杏子の当たり役「昇り竜のお銀」シリーズ第6作

新文芸坐の《魅惑のクールビューティ 追悼 江波杏子》で映画『女賭博師乗り込む』(1968年、監督: 田中重雄)を鑑賞。江波杏子主演の「女賭博師」シリーズの第6弾。今思うと江波杏子と安田道代が姉妹役なのがすごい。「みだれ壺」との二本立てだったが、こちら…

【映画感想】『女賭博師みだれ壷』(1968) / 江波杏子の当たり役「昇り竜のお銀」シリーズ第11作

新文芸坐の《魅惑のクールビューティ 追悼 江波杏子》で映画『女賭博師みだれ壷』(1968年、監督: 田中重雄)を鑑賞。江波杏子主演の「女賭博師」シリーズの第11弾。「みだれ壺」というタイトルですが、なぜか花札勝負です。女賭博師みだれ壷 [DVD]出版社/メー…

【映画感想】『津軽じょんがら節』(1973) / 江波杏子が新境地を見出しブレイクした作品

新文芸坐の《魅惑のクールビューティ 追悼 江波杏子》で映画『津軽じょんがら節』(1973年、監督: 斎藤耕一)を鑑賞。斎藤耕一の代表作。併映は『再会』(1975年)だったので、当日は斎藤耕一監督作品の二本立て。津軽じょんがら節 [DVD]出版社/メーカー: パイオ…

【映画感想】『再会』(1975) / 姉弟の別離を描いた叙情的作品

新文芸坐の《魅惑のクールビューティ 追悼 江波杏子》で映画『再会』を鑑賞。主演は野口五郎。岐阜で暮らしていた二人きりの姉弟。姉・葉子(江波杏子)が、恋人(池部良)とブラジルに渡航するまであと3日間。これを見送る弟・賢(野口五郎)の揺れ動く心情…

【映画感想】『約束』(1972) / 岸恵子x萩原健一:斎藤耕一の代表作

新文芸坐の《「あの映画に、この鉄道」(川本三郎・著)刊行記念 映画の旅・鉄道への想い》という企画上映で映画『約束』(1972年、監督: 斎藤耕一) を鑑賞する。主演は岸恵子、萩原健一。あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 約束 [Blu-ray]出…

【映画感想】『起終点駅 ターミナル』(2015) / アバンがやたらと長い映画

新文芸坐の《「あの映画に、この鉄道」(川本三郎・著)刊行記念 映画の旅・鉄道への想い》という企画上映で映画『起終点駅 ターミナル』(2015年、監督: 篠原哲雄) を鑑賞する。主演は佐藤浩市。原作は桜木紫乃の同名短編小説。起終点駅 ターミナル [DVD]出…

【映画感想】『君よ憤怒の河を渉れ』(1997) / 高倉健主演のカルト映画

新文芸坐の《「映画監督 佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ」刊行記念 プログラムピクチャーから大作映画まで 映画の職人〈アルチザン〉 佐藤純彌》という企画で映画『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)を鑑賞する。原作は西村寿行の同名小説。主演は高倉健。君よ憤…

【映画感想】『北京原人 Who are you?』(1997) / 片岡礼子を愛でるだけの映画

新文芸坐の《「映画監督 佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ」刊行記念 プログラムピクチャーから大作映画まで 映画の職人〈アルチザン〉 佐藤純彌》という企画で映画『北京原人 Who are you?』(1997年)を鑑賞する。本命は『君よ憤怒の河を渉れ』だったが、時間…

【映画感想】『敦煌』(1988) / バブル期ならでは歴史スペクタル超大作

新文芸坐の《「映画監督 佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ」刊行記念 プログラムピクチャーから大作映画まで 映画の職人〈アルチザン〉 佐藤純彌》という企画で映画『敦煌』(1988年)を鑑賞する。原作は井上靖の同名小説。シルクロードを舞台にした一大ロマン。…

【映画感想】『植村直己物語』(1986) / 探検家を演じた西田敏行の役者魂がすごい

新文芸坐の《「映画監督 佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ」刊行記念 プログラムピクチャーから大作映画まで 映画の職人〈アルチザン〉 佐藤純彌》という企画で映画『植村直己物語』(1986年)を鑑賞する。冒険家・植村直己氏の伝記映画。文部省特選。西田敏行主…

【映画感想】『未完の対局』(1982) / 日中合作映画の難しさがわかる映画

新文芸坐の《「映画監督 佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ」刊行記念 プログラムピクチャーから大作映画まで 映画の職人〈アルチザン〉 佐藤純彌》という企画で映画『未完の対局』(1982年)を鑑賞する。戦後初の日中合作映画。囲碁ファンとしても観ておきたかっ…

【映画感想】『1000日のアン』(1969) / 格調高く描かれるアン・ブーリン妃の物語

DVDで映画『1000日のアン』(1969年、監督: チャールズ・ジャロット)を鑑賞する。16世紀のイングランド国王ヘンリ8世の妃アン・ブーリンを題材にした歴史映画。1000日のアン [DVD]出版社/メーカー: 復刻シネマライブラリー発売日: 2016/12/26メディア: DVDこ…

【映画感想】『暖流』(1939) / 戦前の良質な松竹メロドラマ

映画『暖流』(1939年、監督: 吉村公三郎 )をDVDで鑑賞する。原作は岸田國士の同名小説。舞台は戦前の東京。経営難の名門個人病院を再建するなか、院内で繰り広げられる権力争いを背景に登場人物たちの恋模様を描くメロドラマ。暖 流 [DVD]出版社/メーカー: …

【映画感想】『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017) / 白人貧困層の生活は垣間見れる実録スポーツ映画

新文芸坐で映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017年、監督: クレイグ・ギレスピー)を鑑賞。アメリカ人として史上始めてトリプルアクセルを成功させた女子フィギュアスケート選手であるトーニャ・ハーディングの伝記映画。有名な「ナンシー・ケ…

【映画感想】『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017) / 女子現テニス世界チャンピオン29歳 vs 男子元世界チャンピオン55歳

新文芸坐で映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017年、監督: ヴァレリー・ファリス、ジョナサン・デイトン)を鑑賞。女子テニスの元王者、ビリー・ジーン・キングを題材にした実録ドラマ。主演は『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。バトル・オブ・ザ・…

【映画感想】『ビブリア古書堂の事件手帖』(2017) / 主演二人はミスキャスト?

近くのシネコンで映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(2017年、監督: 三島有紀子)を見てけた。ベストセラーとなった三上延のライトノベルの映像化。黒木華と野村周平のダブル主演。私は原作ファンだが、原作を読んだ人とそうでない人とでは評価が分かれそうな…

【映画感想】『東京マリーゴールド』(2001) / 田中麗奈がすばらしい

新文芸坐の《唯一無二の個性と存在感 追悼・樹木希林》で映画『東京マリーゴールド』(2001年、監督・脚本:市川準)を鑑賞。林真理子の短編小説「一年ののち」を市川準が脚色して映画化。主演は田中麗奈。東京マリーゴールド [DVD]出版社/メーカー: バンダイ…

【映画感想】『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017) / ゲイリー・オールドマンが演じるチャーチルにびっくり!

先日、新文芸坐で『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017年、監督:ジョー・ライト)を見てきた。第二次世界大戦初期に挙国一致内閣の首相に就任したウィンストン・チャーチルの姿を描く実録映画。主演はゲイリー・オールドマン。ウィ…

【訃報】江波杏子さん死去

女優・江波杏子さんの急死の報が届きました。最近まで一線で芸能活動していた姿を見かけていたので驚きました。www.nikkansports.com私は五社協定の時期では断然大映のファンですが、彼女はこれまでの大映女優のイメージとはちがう彫りの深い顔立ちのグラマ…

【映画感想】『濹東綺譚』(1992) / なんと言っても墨田ユキがいい

新文芸坐の《青春スターから円熟の演技者、そして監督へ 映画を生きた男 追悼・津川雅彦》で映画『濹東綺譚(ぼうとうきだん)』(1992年、監督:新藤兼人)を鑑賞。原作は永井荷風の同名小説。ただし、原作の小説家が荷風本人に置き換えられている。主演は津…

【映画感想】『プライド 運命の瞬間』(1998) / 津川雅彦が演じる東條英機

新文芸坐の《青春スターから円熟の演技者、そして監督へ 映画を生きた男 追悼・津川雅彦》で映画『プライド 運命の瞬間(とき)』(1993年、監督:伊藤俊也)を鑑賞。「東京裁判」でひとり戦った東條英機の人間像にフォーカスして描いた人間ドラマ。主演は津川…

【映画感想】『ど根性物語 銭の踊り』(1964) / 市川崑監督によるスタイリッシュな変態映画

シネマヴェーラ渋谷の《映画は大映、ヴェーラも大映》で映画『ど根性物語 銭の踊り』(1963年、監督:市川崑)を鑑賞。主演は勝新太郎。ど根性物語 銭の踊り [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/10/30メディア: DVDこの商品を含むブログを…

【映画感想】『次郎長三国志』(1963) / マキノ雅弘がセルフリメイクした東映オールスター版

新文芸坐の《青春スターから円熟の演技者、そして監督へ 映画を生きた男 追悼・津川雅彦》で映画『次郎長三国志』(1963年、監督:マキノ雅弘)を鑑賞。1950年代にマキノ雅弘が監督した東宝版を、東映オールスターでセルフリメイクした次郎長モノの第1作。主演…

【映画感想】『いれずみ突撃隊』(1964) / 高倉健主演の異色戦争映画

新文芸坐の《青春スターから円熟の演技者、そして監督へ 映画を生きた男 追悼・津川雅彦》で映画『いれずみ突撃隊』(1964年、監督:石井輝男)を鑑賞。白黒映画。いれずみ突撃隊 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2016/11/09メディア:…

【映画感想】『ビューティフル・デイ』(2017) / ホアキン・フェニックス主演の芸術的スリラー映画

新文芸坐で映画『ビューティフル・デイ』(2017年、監督・脚本:リン・ラムジー)を鑑賞。併映の『ケディ家の身代金』を目当てに出かけたので、こちらはノーマークの作品。原題は、You Were Never Really Hereだが、劇中のセリフからとったというへんな邦題が…

【映画感想】『ゲティ家の身代金』(2017) / 実際に起きた誘拐事件を基にしたスリラー映画

新文芸坐で映画『ゲティ家の身代金』(2017年、監督:リドリー・スコット)を観てきた。1973年ローマで実際に起こった誘拐事件を描いたノンフィクションを原作にしたスリラー映画。原題はAll the Money in the Worldだが、わかりやすい邦題が付けられている。…

【映画感想】『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』(2016) / 天才・赤塚不二夫の人生を描いたドキュメンタリーxアニメーション映画

DVDで『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』(2016年、監督:冨永昌敬)を鑑賞。前から気になっていた作品だったが、少し前に放送されたNHK土曜ドラマ『バカボンのパパよりバカなパパ』(主演:玉山鉄二)に刺激を受けてようやく見てみようと思い立つ。マンガを…

【映画感想】『宮本武蔵』(1973) / 高橋英樹主演は悪くないがダイジェストすぎる

DVDで映画『宮本武蔵』(1973年、監督:加藤泰)を鑑賞。吉川英治の時代小説の映像化。主演は高橋英樹。あの頃映画松竹ブルーレイコレクション 宮本武蔵 第一部 関ヶ原より一乗寺下り松/第二部 柳生の里より巌流島[Blu-ray]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2016…

【映画感想】『プレデター』(1987) / シュワルツネッガー vs 初代プレデター

プレデターの新作が現在公開されているので、初心に帰ろうとSF映画『プレデター』(1987年、監督: ジョン・マクティアナン)を見直してみた。初代プレデターである。プレデター (特別編) [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]出版社/メーカー: 20世紀フォックス…

【映画感想】『暖流』(1957) / 野添ひとみ特集だったが左幸子がいいね

神保町シアターの《夢みる女優 野添ひとみ》という企画で『暖流』(1957年、監督:増村保造)を鑑賞。原作は岸田國士の同名小説だが、時代は戦後に翻案されている暖流 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2014/08/29メディア: DVDこの商品を含…