退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『検察側の罪人』(2018) / キムタク芝居からの脱却

新文芸坐で映画『検察側の罪人』(2018年、監督:原田眞人 )を鑑賞する。雫井脩介の同名ミステリー小説の映画化。木村拓哉と二宮和也の共演が話題になった。検察側の罪人 DVD 通常版出版社/メーカー: 東宝発売日: 2019/02/20メディア: DVDこの商品を含むブロ…

【映画感想】『空飛ぶタイヤ』(2018) / 社会派エンターテイメントの新しいカタチ

新文芸坐で映画『空飛ぶタイヤ』(2018年、監督: 本木克英)を鑑賞する。池井戸潤の同名小説の初映画化作品。2009年に仲村トオル主演でWOWOWによりテレビドラマになっている。主演はTOKIOの長瀬智也。併映が『検察側の罪人』だったので、ジャニーズ尽くしの二…

【訃報】映画監督の佐藤純彌さん死去

映画監督の佐藤純彌さんの訃報が報じられました。86歳でした。「ミスター超大作」の異名をとり、東映でヤクザ映画を撮っていた時期を除き、大作を手がけることが多かったせいもあり、後半は寡作と言ってもいいでしょう。オレ的には思い出のある作品を多く残…

【映画感想】『クワイエット・プレイス』(2018) / 音を立てたら死んじゃう映画

新文芸坐で『クワイエット・プレイス』(2018年、監督:ジョン・クラシンスキー)を鑑賞。アイデア勝負のB級ホラー映画。キャッチコピーは「音を立てたら、即死。」主演はエミリー・ブラントクワイエット・プレイス ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]出版社/メー…

【映画感想】『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018) / トム・クルーズ主演によるスパイアクションシリーズ第6弾

新文芸坐で『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年、監督:クリストファー・マッカリー)を鑑賞。トム・クルーズ主演によるスパイアクション映画。シリーズ第6弾。(ボーナスブルーレイ付き)(ビジュアルシートセット付き) [Blu-ray]" title="【A…

【映画感想】『近松門左衛門 鑓の権三』(1986) / 岩下志麻と郷ひろみが演じる近松モノ

少し前に新文芸坐で開催された「岩下志麻特集」で上映されずに気になっていた映画『近松門左衛門 鑓の権三』(1986年、監督:篠田正浩)をDVDで見た。近松門左衛門原作の映像化作品。あの頃映画 「鑓の権三」 [DVD]出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)…

【映画感想】『武士道無残』(1960) / 武士道に翻弄される若者と兄夫婦

シネマヴェーラ渋谷の《日本ヌーヴェルヴァーグとは何だったのか》という企画で、映画『武士道無残』(1960年、脚本・監督: 森川英太朗)を鑑賞。武家社会の理不尽な掟に翻弄される下級武士の悲劇を描く。武家不条理モノ。白黒映画。アバンタイトルで砂丘を逃…

【映画鑑賞】『かぞくわり』(2018) / 家族のあり方と歴史ファンタジーを融合

有楽町スバル座で映画『かぞくわり』(2018年、監督: 塩崎祥平)を鑑賞。古都奈良を舞台にして日本の家族のあり方と、当麻寺の極楽浄土を描いた曼荼羅にまつわる伝説を融合させた意欲作。制作発表から気になっていた作品。都内では単館上映だったこともあり、…

【映画】『彼奴を逃すな』(1956) / 東宝サスペンスの隠れた傑作

神保町シアターの《こわいはおもしろい ホラー!サスペンス!ミステリー! 恐怖と幻想のトラウマ劇場》で映画『彼奴を逃すな』(1956年、監督: 鈴木英夫)を鑑賞。サスペンス。白黒映画。ラジオ修理屋を営む夫・哲雄(木村功)と、洋裁で家計を助ける妻・君子…

AbemaTVでQueenの「ブダペスト1986」を観て感動した!

週末、AbemaTVでQueenのライブ映像が配信されました。1986年に8万人もの観衆を集めハンガリー・ブタペストで行われた歴史的ライブです。フレディ・マーキュリーの最後のツアーとしても知られています。おっさんホイホイの企画。見逃し配信でしばらく無料で公…

【映画感想】『その人は女教師』(1970) / 学生運動を背景した高校生と女教師の悲恋物語

新文芸坐の《「美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道」刊行記念 清純、華麗、妖艶 デビュー60年 女優・岩下志麻 さまざまな貌で魅せる》という企画で、映画『その人は女教師』(1970年、監督: 出目昌伸)を鑑賞。松竹の岩下志麻が主演している東宝映画。今回の岩…

【映画感想】『七つの顔の女』(1969) / 岩下志麻の七変化モノだけど

新文芸坐の《「美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道」刊行記念 清純、華麗、妖艶 デビュー60年 女優・岩下志麻 さまざまな貌で魅せる》という企画で、映画『七つの顔の女』(1969年、監督: 前田陽一)を鑑賞。仲間を集めて不正蓄財した大企業の金庫から大金を盗…

【映画感想】『遊星からの物体X』(1982) / SFホラー映画の新古典

新文芸坐のレイトショーで映画『遊星からの物体X』(1982年、監督: ジョン・カーペンター)を鑑賞。原題はシンプルにThe Thingだが、面白い邦題がついている。アメリカの南極基地に現れたエイリアンとそれに立ち向かう隊員たちを描く。カート・ラッセル主演。…

【映画感想】『宴』(1967) / 二・二六事件を背景にした悲恋メロドラマ

新文芸坐の《「美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道」刊行記念 清純、華麗、妖艶 デビュー60年 女優・岩下志麻 さまざまな貌で魅せる》という企画で、映画『宴』(1969年、監督: 五所平之助)を鑑賞。二・二六事件を背景にした松竹メロドラマ。宴 [VHS]出版社/…

【映画感想】『婉という女』(1971) / 40年におよぶ幽閉生活を描いた力作

新文芸坐の《「美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道」刊行記念 清純、華麗、妖艶 デビュー60年 女優・岩下志麻 さまざまな貌で魅せる》という企画で、映画『婉(えん)という女』(1971年、監督: 今井正)を鑑賞。原作は大原富枝の同名小説。江戸時代を舞台にして…

【映画感想】『地球に落ちて来た男』(1976) / デビッド・ボウイ初主演作

新文芸坐の《追悼 ニコラス・ローグ》で映画『地球に落ちて来た男』(1971年)を鑑賞。一日限りのニコラス・ローグ追悼上映。監督の代表作のひとつ。地球に落ちて来た男 [Blu-ray]出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン発売日: 2015/0…

【映画感想】『WALKABOUT 美しき冒険旅行』(1971) / オーストラリアの大自然なかの残酷美

新文芸坐の《追悼 ニコラス・ローグ》で映画『WALKABOUT 美しき冒険旅行』(1971年)を鑑賞。一日限りのニコラス・ローグ追悼上映。併映は代表作『地球に落ちて来た男』だった。美しき冒険旅行≪HDニューマスター版≫ [Blu-ray]出版社/メーカー: キングレコード…

【映画感想】『存在の耐えられない軽さ』(1988) / プラハの春の動乱に翻弄される三角関係

DVDで映画『存在の耐えられない軽さ』(1988年、監督: フィリップ・カウフマン)を鑑賞する。ミラン・クンデラの同名小説の映画化。存在の耐えられない軽さ [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンタ…

【映画感想】『愛のお荷物』(1955) / 人口爆発を風刺した時代の喜劇映画

テアトル新宿の《喜劇の鬼才・川島雄三 生誕100周年記念特集上映》で、映画『愛のお荷物』(1955年)を鑑賞する。戦後のベビーブームに湧く社会を風刺した、川島監督の才気がほとばしる明るい喜劇映画。監督自身は意識的に子どもをつくらなかったときくが、ど…

【映画感想】『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001) / 平成ガメラ3部作の金子修介監督が撮ったゴジラ映画

新文芸坐のオールナイト《新春新文芸坐バラゴンまつり+1》で、映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年、監督: 金子修介)を鑑賞。平成ガメラ3部作の金子監督がゴジラ映画を撮ったことで話題になった。シリーズ第25作。ゴジラ モスラ キン…

【映画感想】『怪獣総進撃』(1966) / 怪獣たちがジュラシックパークに大集合だ!

新文芸坐のオールナイト《新春新文芸坐バラゴンまつり+1》で、映画『怪獣総進撃』(1968年、監督: 本多猪四郎)を鑑賞。怪獣ブームに翳りが見えていたころのゴジラシリーズ第9作。企画当初は『怪獣忠臣蔵』という仮題がついていたという珍作。怪獣総進撃 【60…

【映画感想】『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966) / 自衛隊ががんばっています

新文芸坐のオールナイト《新春新文芸坐バラゴンまつり+1》で、映画『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966年、監督: 本多猪四郎)を鑑賞。バラゴン特集だったが、この映画にはバラゴンは登場しない。前作『フランケンシュタイン対地底怪獣』の…

【映画感想】『フランケンシュタイン対地底怪獣〈バラゴン〉』(1965) / 日本特撮映画の記念碑的作品

新文芸坐のオールナイト《新春新文芸坐バラゴンまつり+1》で『フランケンシュタイン対地底怪獣〈バラゴン〉』を見てきました。東宝特撮の異色作。ウルトラマンの原型とも言われている作品です。フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) Blu-ray出版社/メ…

バラゴンまつり@新文芸坐

新文芸坐でオールナイト「新春新文芸坐バラゴンまつり+1」を見てきました。怪獣映画は映画館で見るに限る。年明け最初の映画館での映画鑑賞でした。 地底怪獣バラゴンのようなマイナーな怪獣が特集されるのは、新文芸坐のオールナイトならでの企画です。上…

【映画感想】『ウィンド・リバー』(2017) / テイラー・シェリダン監督による現代の西部劇

新文芸坐の《シネマ・カーテンコール 2018》で映画『ウィンド・リバー』(2017年、監督: テイラー・シェリダン)を鑑賞する。ウインド・リバー [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet発売日: 2018/12/04メディア: Blu-rayこの商品を含むブログを見るワイオミング…

【映画感想】『女は二度決断する』(2017) / テロの本質とは何かを問う社会派風味の作品

新文芸坐の《シネマ・カーテンコール 2018》で映画『女は二度決断する』(2017年、監督: ファティ・アキン)を鑑賞する。ドイツ映画。女は二度決断する [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet発売日: 2018/11/02メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (1件) を…

【映画感想】『ザ・プレデター』(2018) / 「プレデター」シリーズ第4作

新文芸坐の《シネマ・カーテンコール 2018》で映画『ザ・プレデター』を鑑賞する。シリーズ第4作。公開時に見逃した作品。最近タイミングが合わずにいつのまにか上映終了になっていることが多い。見ようと思っていた『ヴェノム』も見逃してしまった。本作は…

【映画感想】『死刑執行人もまた死す』(1943) / ラングが撮った反ナチ映画の傑作

シネマヴェーラ渋谷の《蓮實重彦セレクション ハリウッド映画史講義》で映画『死刑執行人もまた死す』(1943年)を鑑賞。フリッツ・ラング監督がアメリカに亡命した後に撮ったプロパガンダ映画。ベルトルト・ブレヒトが脚本に名を連ねていることでも知られてい…

【映画感想】『女殺し屋 牝犬』(1969) / 江波杏子が女殺し屋に扮した復讐譚

新文芸坐の《魅惑のクールビューティ 追悼 江波杏子》で映画『女殺し屋 牝犬』(1969年、監督: 井上芳雄)を鑑賞。併映作で女スパイを見たあとは女殺し屋役。普通のヒロイン役はないんかい、と言いたくなるが仕方ない。市川雷蔵の『ある殺し屋の鍵』の焼き直し…

【映画感想】『女秘密調査員 唇に賭けろ』(1970) / 江波杏子主演のテレビ輸出をめぐる産業スパイ映画

新文芸坐の《魅惑のクールビューティ 追悼 江波杏子》で映画『女秘密調査員 唇の賭けろ』(1970年、監督: 村山三男)を鑑賞。大映「黒シリーズ」の系譜に連なる大映得意の産業スパイ映画だが、さすがにこの時期の作品になると、いろいろしょぼくて大映末期の哀…