退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『ザ・ウォーク』(2015) / WTCで綱渡りした実在の大道芸人を映像化

映画『ザ・ウォーク』(2015年、監督:ロバート・ゼメキス)を鑑賞。1974年に今はなきニューヨーク市のワールドトレードセンターのツインタワーの間を綱渡りしたフランス人の大道芸人フィリップ・プティを描く。主演はジョゼフ・ゴードン=レヴィット。ザ・ウ…

【訃報】大杉漣さん急死

俳優の大杉漣さんが21日、急性心不全のため急死した。66歳だった。www.huffingtonpost.jp私は、昔の日本映画が好きなのでスタッフや俳優などの映画関係者の訃報には慣れているつもりだったが、この知らせには本当に驚いた。売れっ子の名バイプレーヤーとして…

サンライズの劇場版アニメをシネコンの4DXで見たいですか?

先日行ったシネコンで「SUNRISE 4DX COLLECTION/サンライズ4DXコレクション」と題した特集上映のポスターを見つけた。サンライズの劇場版アニメをシネコンの4DX劇場で上映する企画だ。上映作品は下記の3作品。詳細はここを参照。 『劇場版 機動戦士ガンダム0…

【映画感想】『の・ようなもの のようなもの』(2016) / 森田芳光監督がいない森田映画

映画『の・ようなもの のようなもの』(2016年、監督:杉山泰一)を鑑賞。森田芳光監督の劇場映画デビュー作『の・ようなもの』(1981年)の35年ぶりの続編。しかし森田監督は2011年に他界しているため、いわゆる森田組のスタッフによりつくられた。主演は松山ケ…

【映画感想】『ワイルド7』(2011) / コミックを安易に実写した失敗例

Amazonプライム・ビデオで映画『ワイルド7』(2011年、監督:羽住英一郎)を鑑賞。主演は瑛太。1969年から1979年にかけて連載された望月三起也の人気コミックの実写映画化。ワイルド7 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2013/12/04メデ…

【映画感想】『ポーラX』(1999) / 鬼才カラックスによる自滅劇

早稲田松竹のレイトショーで映画『ポーラX』(1999年、レオス・カラックス)を鑑賞。以前観たときは「なるほどわからん」と唸った映画だが再挑戦した。私も以前の私ではないはず、と思ったがやっぱり「なるほどわからん」。理解しようと思わずに見るべき映画…

【映画感想】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017) / 本当にこれでいいのか?

遅まきながら近くのシネコンで映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年、監督:ライアン・ジョンソン)を観てきた。レイを主人公とする続三部作の第2章「エピソード8」である。事前に前作の「フォースの覚醒」を自宅で見直して準備万端でスクリーンに…

【映画感想】『女の教室』(1959) / 女子医大生たちの青春群像劇

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『女の教室』(1959年、監督:渡辺邦男)を鑑賞。恋愛や進路に悩みながらも国家試験を控えた7人の女子医大生を描いた青春群像劇。田舎の貧しい母子家庭で育った操(野添ひとみ)と、裕福な恵まれた環境の有為子(叶…

【映画感想】『貴族の階段』(1959) / 二・二六事件を背景にした悲恋模様

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『貴族の階段』(1959年、監督:吉村公三郎)を鑑賞。原作は武田泰淳の同名小説。二・二六事件(1936年)を取り上げた歴史映画かと思ったが、昼のメロドラマになりそうな結構ドロドロとした話だった。貴族の階段 (角…

【映画感想】『細雪』(1959) / 役者で楽しむ島耕二版「細雪」

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『細雪』(1959年、監督:島耕二)を鑑賞。谷崎潤一郎の代表作である同名小説の映画化。1950年にも新東宝が映画化しているので2度目の映画化になる。細雪 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2014/1…

【映画感想】『夜の蝶』(1957) / 京マチ子 vs 山本富士子

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『夜の蝶』(1957年、監督:吉村公三郎)を鑑賞。当日の併映作は『細雪』で、フライヤーには「競艶 京マチ子&山本富士子」とあった。夜の蝶 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2016/10/28メディア:…

【映画感想】『タイタニック』(1997) / アカデミー賞を総なめした超大作

『さよなら日劇ラストショウ』という特別上映会で映画『タイタニック』(1997年、監督:ジェームズ・キャメロン)を鑑賞。正直いうと何度も見たくなる映画ではないが、映画館の大スクリーンで見るもの悪くないだろうとひさしぶりに見てきた。当時大ヒットした…

さよなら「TOHOシネマズ 日劇 」

「TOHOシネマズ 日劇 」は、2018年2月4日(日)をもって閉館します。そこで『さよなら日劇ラストショウ』という特別上映会イベントに行ってきました。最後に鑑賞したのは、ハリウッド大作の『タイタニック』(1997年)です。「日劇ラストショウ」のポスターこ…

【映画感想】『青空娘』(1957) / 若尾文子主演のアイドル映画

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『青空娘』(1957年)を鑑賞。原作は源氏鶏太の小説。当日の併映作は『祇園囃子』で、フライヤーには「溌剌! 若尾文子」とあった。先日見た『くちづけ』に続く増村保造の監督2作目。増村が若尾文子と初めて出会っ…

【映画感想】『祇園囃子』(1953) / 浪花千栄子がいいね

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『祇園囃子』(1953年、監督:溝口健二)を鑑賞。原作は川口松太郎の小説。当日の併映作は『青空娘』で、フライヤーには「溌剌! 若尾文子」とあった。祇園囃子 [DVD]出版社/メーカー: Cosmo Contents発売日: 2007/…

【映画感想】『星くず兄弟の新たな伝説』(2016) / 伝説のカルト映画の続編

テアトル新宿で映画『星くず兄弟の新たな伝説』(2016年、監督:手塚眞)を見てきた。近田春夫がリリースした架空の映画サウンドトラック盤を、1985年に手塚眞監督が映画化したカルト映画『星くず兄弟の伝説』の事実上の続編。1月20日公開『星くず兄弟の新たな…

【映画感想】『野獣狩り』(1975) / 藤岡弘と伴淳三郎の親子刑事の活躍

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『野獣狩り』(1975年、監督:須川栄三)を鑑賞。主演は藤岡弘。併映は『野獣死すべし 復讐のメカニック』だったので藤岡弘主演作の二本立て。本作は”野獣”じゃなくて刑事役。野獣…

【映画感想】『野獣死すべし 復讐のメカニック』(1974) / 藤岡弘版「野獣死すべし」は復讐鬼!

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『野獣死すべし 復讐のメカニック』(1974年、監督:須川栄三)を鑑賞。原作は大藪春彦の小説「野獣死すべし 復讐編」。主演は藤岡弘。フィルムが経年変化のために褪色していて残…

【映画感想】『資金源強奪』(1975) / 深作欣二監督の痛快アクション映画

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『資金源強奪』(1975年、監督:深作欣二)を鑑賞。主演は北大路欣也。深作監督はひらがなで「ふかさくきんじ」名義でテロップされている。資金源強奪 [DVD]出版社/メーカー: TOEI…

【映画感想】『いつかギラギラする日』(1992) / カースタントと萩原健一を愛でるアクション映画

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『いつかギラギラする日』(1992年)を鑑賞。深作欣二監督はひさしぶりに撮ったアクション映画。いつかギラギラする日 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2001/06/…

【映画感想】『くちづけ』(1957) / 増村保造の監督デビュー作

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映優祭》で、映画『くちづけ』(1961年)を鑑賞。増村保造の監督デビュー作。原作は川口松太郎。白黒映画。くちづけ [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2016/01/29メディア: DVDこの商品を含むブロ…

【映画感想】『戦争のはらわた』(1977) / 巨匠サム・ペキンパー監督の傑作

新文芸坐の《新春名作劇場 銀幕の戦う男たち》という企画で映画『戦争のはらわた』(1978年、監督:サム・ペキンパー)を鑑賞。DCP上映だったので鮮明な映像を堪能できた。当日の併映作は『コンボイ』でペキンパー監督の2本立て。戦争のはらわた [Blu-ray]出…

【映画感想】『コンボイ』(1978) / アメリカ版「トラック野郎」だけどスケールがちがうぜ!

新文芸坐の《新春名作劇場 銀幕の戦う男たち》という企画で映画『コンボイ』(1978年、監督:サム・ペキンパー)を鑑賞。併映は『戦争のはらわた』だった。正月からペキンパー2本立てとは縁起がいいと言いたいところだが、2本選ぶなら『コンボイ』ではなく、…

【映画感想】『女は二度生まれる』(1961) / 天才・川島雄三が大映で撮ったアイドル映画

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映優祭》で、映画『女は二度生まれる』(1961年、監督:川島雄三)を鑑賞。原作は富田常雄の「小えん日記」。女は二度生まれる [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2014/01/24メディア: DVDこの商品を含むブログ…

【映画感想】『就職戦線異状なし』(1991) / 売り手市場だった就活を題材にした青春グラフィティ

神保町シアターの「私をバブルに連れてって 《バブリー映画特集》」という企画で、映画『就職戦線異状なし』(1991年、監督:金子修介)を鑑賞。新卒採用が空前の売り手市場だった当時の就活を描いた作品。槇原敬之の主題歌「どんなときも。」がヒットした。ち…

【お題】2017年一番良かった映画:スコセッシ監督『沈黙-サイレンス‐ 』

今年の良かった映画をひとつに絞るのむずかしいのですが、スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス‐ 』をベストに推します。沈黙-サイレンス- [Blu-ray]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2017/08/02メディア: Blu-rayこの商品を含…

【映画感想】『ムーンライト』(2016) / 映像美に注目したいインディペンデント映画

新文芸坐の《シネマ・カーテンコール 2017》という企画で、映画『ムーンライト』(2016年、監督:バリー・ジェンキンス)を鑑賞。第89回アカデミー賞作品賞を受賞して話題になった。貧困、ゲイ、人種問題、ドラッグを扱ったドキュメンタリー風の重たい社会派作…

【映画感想】『夜の素顔』(1958) / 京マチ子主演の女一代記

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映女優祭》で、映画『夜の素顔』(1958年、監督:吉村公三郎)を鑑賞。新藤兼人のオリジナル・シナリオ。夜の素顔 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/12/22メディア: DVDこの商品を含むブログ…

【映画感想】『痴人の愛』(1960) / 叶順子が体当たりで演じた大映映画

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映女優祭》で、映画『痴人の愛』(1960年、監督:木村恵吾)を鑑賞。谷崎潤一郎の同名小説の映画化。木村恵吾監督が京マチ子版につづいて再映画化に挑んでいる。叶順子が体当たりの演技を披露しているのにも注目。痴…

【映画感想】『わんわん忠臣蔵』(1963) / 主題歌「わんわんマーチ」がなつかしい

新文芸坐の《12月!おのおの方、討ち入りでござる! 大忠臣蔵映画祭》という「忠臣蔵特集」で、東映動画の長編アニメーション映画『わんわん忠臣蔵』(1963年、監督: 白川大作)を鑑賞。『サラリーマン忠臣蔵』(1960年)との二本立て。続編ではなくアニメが併…