退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

コミック

【読書感想】『ひでおと素子の愛の交換日記』(角川文庫、2008年)

吾妻ひでおの訃報に接して、ひさしぶりに読んでみようと手に取った。ひでおというのはもちろん吾妻ひでお、素子というのは作家の新井素子のことである。ひでおと素子の愛の交換日記 (角川文庫)作者: 吾妻ひでお,新井素子出版社/メーカー: 角川グループパブリ…

【訃報】吾妻ひでおさん死去

漫画家の吾妻ひでおさんの訃報が届いた。69歳だった。www.huffingtonpost.jp自らの失踪経験やアルコール依存症治療体験を綴った『失踪日記』(2005年)で注目を集めたことから、訃報を伝えるニュースには『失踪日記』を代表作とする記事が多かったが、私はちが…

コミック「翔んで埼玉」との再会

魔夜峰央のコミック「翔んで埼玉」を読んだ。雑誌「花とゆめ」(白泉社)で1982年から1983年にかけて3回に分けて連載されたギャグ漫画。懐かしく読んだ。このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)作者: 魔夜峰央出版社/メーカー:…

画業50年“突破”記念 永井GO展 @上野の森美術館

上野の森美術館で開催中の永井豪の展覧会「画業50年“突破”記念 永井GO展」に行ってきました。以前から楽しみにしていた展覧会です。入場前に美術館壁面の大きなポスターを見てテンションが上がります。やはり数多い作品のなかでは「マジンガーZ」と「デビル…

【読書感想】おざわゆき『凍りの掌 シベリア抑留記』(小池書院、2012年)

筆者がシベリア抑留を経験した生還した父親から聞き取りして描かれたコミックである。NHKの実写ドラマとマンガを織り交ぜて進行する「ドラマ×マンガ」という番組を見て読んでみた。この実写ドラマでは漫画家の娘を木村多江が、抑留経験のある父親を古谷一行…

デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」 @松屋銀座

松屋銀座で開催中の「萩尾望都 ポーの一族展」に行ってきました。原画展ファンには見逃せない展覧会です。すごい混雑でした(汗)。萩尾望都の代表作「ポーの一族」は、バンパネラ(吸血鬼)の一族に加えられ、少年の姿のまま永遠の旅を続ける主人公・エドガ…

小畑健展 @アーツ千代田 3331

漫画家の小畑健の個展「小畑健展」に、アーツ千代田 3331まで行ってきた。画業30周年を記念した個展。この会場には何度か行ったことがあるがが、閉校した小学校を改修したユニークなスペースである。小畑健の代表作を挙げると、『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』…

剣道漫画の金字塔「六三四の剣」を読了!

村上もとかの剣道漫画「六三四の剣」(文庫版・全10巻)を読了。剣道を題材としたスポーツ少年漫画。『週刊少年サンデー』で1981年から1985年まで連載された。六三四の剣 (1) (小学館文庫)作者: 村上もとか出版社/メーカー: 小学館発売日: 2000/11/01メディ…

コミック「MAJOR」を読了!

満田拓也のコミック「MAJOR」(全78巻)を読み終えた。『週刊少年サンデー』誌に1994年から2010年まで連載された、主人公・茂野吾郎の半生を描いた野球漫画。Major―Dramatic baseball comic (1) (少年サンデーコミックス)作者: 満田拓也出版社/メーカー: 小学…

コミック「海街diary」読了しました

吉田秋生のコミック「海街diary」(全9巻)を読み終わりました。ストーリーは以下のとおり。鎌倉市で暮らす三姉妹のもとに、離婚して家を出た父の訃報が届く。三姉妹は山形の葬儀に出席する。そこで中学1年生の異母妹・すずに初めて出会う。すずは母を亡く…

コミック「ファントム無頼」読了しました!

史村翔原作・新谷かおる作画によるコミック「ファントム無頼」(文庫版・全7巻)を読み終わりました。「週刊少年サンデー増刊号」で1978年から1984年にかけて連載された作品です。懐かしい。ファントム無頼 (1) (小学館文庫)作者: 史村翔,新谷かおる出版社/メ…

萬画家・石ノ森章太郎展 @世田谷文学館

世田谷文学館で開催中の「萬画家・石ノ森章太郎展 ボクは、ダ・ビンチになりたかった」に行ってきた。原画展好きとしては見逃せない展示会。文学館入り口のポスター展示構成は以下のとおり。 第1章 ヒーローズコレクション(仮面ライダー・キカイダー) ―特…

コミック「いつもポケットにショパン」を読んでみた

コミック「いつもポケットにショパン」(全5巻)を読了。2018年上半期放送の朝ドラ『半分、青い。』に登場した架空の少女漫画家・秋風羽織の作品として登場した作品。先日、秋風羽織の本を読んだついでに読み直してみた。漫画雑誌『別冊マーガレット』で1980…

漫画家本「あだち充本」を読んでみた

2018年夏に刊行された漫画家研究本の第6弾「あだち充本」を読んでみた。漫画家本vol.6 あだち充本 (少年サンデーコミックススペシャル)作者: あだち充出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/08/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る現在、…

コミック「笑う大天使」を読んでみた

少し前に川原泉の中編コミック「笑う大天使(ミカエル)」を十数年ぶりに読み直しました。1987年に雑誌『花とゆめ』に連載されたコメディ少女漫画です。笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)作者: 川原泉出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1996/09/01メ…

コミック『東京ラブストーリー』を読了しました

柴門ふみによるコミック『東京ラブストーリー』(文庫版:全3巻)を読んだ。このマンガは1988年から『ビッグコミックスピリッツ』に連載されたのち、1991年にフジテレビ月9ドラマ枠で鈴木保奈美と織田裕二の主演により、テレビドラマ化されて大ヒットした。東…

コミック『封神演義』を読了しました

藤崎竜によるコミック『封神演義』(文庫版:全12巻)をようやく読了しました。1996年から2000年まで『週刊少年ジャンプ』に連載された漫画作品です。少しずつ読んでいたので足かけ1年ぐらいかかりました。断片的に読んだことはありましたが通読するのは初…

企画展「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」 @弥生美術館

弥生美術館で開催中の企画展「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」に行ってきました。1959年にデビューした吉元の“画業還暦”を記念した企画展。1960年代から70年代にかけて劇画ブームなかで活躍した漫画家のバロン吉元。代表作は『週刊漫画アクション』に連載…

電子書籍でコミック『魁!!男塾』を読みました

eBookJapanのお試しで『魁!!男塾』(全34巻)を読みました。通常「お試し」で読めるのは最初の数巻だけですが、今回はなぜか期間限定で全巻が対象でした。太っ腹! なお権利関係がどうなっているのかわかりませんが、集英社ではなく別会社による提供でした。『…

水木しげるの短編漫画「テレビくん」を読んでみた

水木しげるの短編漫画「テレビくん」を読んだ。初出は『別冊少年マガジン』(講談社)の1965年8月15日 夏休み特大号。水木しげるの大手少年誌へのデビュー作。読切り32ページ。水木しげる妖怪傑作選 1 テレビくん (中公文庫 コミック版 み 1-14 水木しげる妖…

いつの間にかコミック「プリニウス」が連載が再開されていた

昨年、新潮社の雑誌『新潮45』が休刊した。同誌18年8月号の自民党・杉田水脈衆議院議員による「『LGBT』支援の度が過ぎる」という寄稿文の炎上が契機になって自滅した格好だ。名門出版社の新潮社の雑誌にしては無様な末路だったし、一読者としてもとても残念…

コミック「愛と誠」読みおわりました

去年から少しずつ読んでいたコミック「愛と誠」を読み終わりました。文庫版(全10巻)です。原作・梶原一騎と作画・ながやす巧のコンビで描かれた少年漫画の傑作。1973年から週刊少年マガジンで連載されました。 今回読み直そうと思ったのは、昨年の西城秀樹…

渦中の人の半生を描いたコミック『カルロス・ゴーン物語』を読んでみた

すっかり渦中の人となったカルロス・ゴーンの半生を描いた漫画があると聞いて手に取ってみた。小学館の青年コミック誌「ビッグコミックススペリオール」に連載され、2002年に単行本が刊行された。ハードカバーの立派な装丁だ。カルロス・ゴーン物語―企業再生…

篠原千絵原画展 @西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリー

西武池袋本店まで「篠原千絵原画展」を見に行ってきました。原画展好きとしては見逃せません。篠原千絵は、主に小学館の少女漫画雑誌で活躍しているマンガ家です。代表作には、『闇のパープル・アイ』、『天は赤い河のほとり』などが挙げられます。 『闇のパ…

一条ゆかり展 @弥生美術館

弥生美術館で開催中の「集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり 展~ドラマチック!ゴージャス!ハードボイルド!」を見てきました。 一条ゆかり先生といえば、大ヒット作「有閑倶楽部」をはじめ、「デザイナー」「砂の城」で絶大な人気を誇った少女マンガ界の…

コミック『ヒカルの碁』(完全版)を豪華装丁本で読んでみた

コミック『ヒカルの碁』(完全版・全20巻)を読み終わりました。この作品は、ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)による囲碁を題材にした少年漫画。1999年から2003年まで「週刊ジャンプ」で連載されました。完全版を見つけたので数年ぶりに読み直してみまし…

コミック「グラゼニ~東京ドーム編~」を読んでいる途中でネタバレされた件

少しずつ読んでいたコミック「グラゼニ~東京ドーム編~」(全15巻)を読み終わりました。前巻でモップスに移籍した凡田の活躍を描きます。グラゼニ~東京ドーム編~(1) (モーニング KC)作者: アダチケイジ,森高夕次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/01/23メ…

【読書感想】たかぎなおこ『お互い40代婚』(KADOKAWA、2018年)

書店で見つけて「えっ」と驚いたコミックエッセイ。思わず手に取ってみた。お互い40代婚 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)作者: たかぎなおこ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/03/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る筆者の…

コミック「ベルサイユのばら」(第14巻)読了。ついにエピーソード編完結! 奇跡のコラボあり

少女マンガの金字塔「ベルサイユのばら」の連載が終了したのは1973年。それから40年を経て、2014年に新作エピソード編(第11巻)が発表されました。それから5年。今回読み終えた第14巻で一区切りです。ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)作者: 池田…

震災被害に立ち向かう鉄道マンの姿を描くコミック『さんてつ』がよかった!

2011年の東日本大震災で路線を多くを被災した三陸鉄道(通称:さんてつ)。地震や津波の被害を克服し復旧に励む鉄道マンの姿を描くドキュメンタリー漫画です。さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 (バンチコミックス)作者: 吉本浩二出版社/…