退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2016-02-07から1日間の記事一覧

【読書感想】古市憲寿、トゥーッカ・トイボネン『国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由』(マガジンハウス、2015年)

「高い教育水準と高福祉」のイメージが強い北欧の国・フィンランド。日本でも理想の国と考える人は少なくないだろう。また逆にこうしたイメージに疑問を感じている人も少なからずいるかもしれない。その双方の人たちにとって、フィンランド社会の実像を把握…