退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「1973『日本沈没』完全資料集成 」で思ったこと

70年代日本パニック映画の金字塔『日本映画』(1973年、監督:森谷司郎)という映画があった。小松左京のベストセラー小説を、当時5億円の巨費を投じて映画化し、社会現象と言われるほどの記録的なヒットとなった作品だ。この本は、初公開を含む写真と資料を集…

愛希れいかが「宝塚GRAPH」7月号の表紙だった(観測史上3人目)

今月の雑誌『宝塚GRAPH』(2018年7月号)の表紙が、月組トップ娘役「ちゃぴ」こと愛希れいかさんでした。宝塚GRAPH(グラフ) 2018年 07 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 宝塚クリエイティブアーツ発売日: 2018/06/20メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る表紙…

【映画感想】『女囚さそり 701号怨み節』(1973) / シリーズ第4弾。梶芽衣子版の最終作

新文芸坐で開催中の《CD「追憶」発売記念&梶芽衣子著「真実」刊行記念 梶芽衣子映画祭》で、映画『女囚さそり 701号怨み節』(1973年、長谷部安春監督)を鑑賞。篠原とおる原作のコミックの映画化。東映映画。併映は『野良猫ロック セックス・ハンター』だっ…

【映画感想】『野良猫ロック セックス・ハンター』(1970) / シリーズ第5弾。精悍な安岡力也がかっこいい

新文芸坐で開催中の《CD「追憶」発売記念&梶芽衣子著「真実」刊行記念 梶芽衣子映画祭》で、映画『野良猫ロック セックス・ハンター』(1970年、長谷部安春監督)を鑑賞。全5作が公開された「野良猫ロック」シリーズ第5弾。70年代の日活映画らしいアクション…

「iPhone10周年完全図鑑」というムックがよかった!

iPhoneの登場ですっかり生活が変わってしまった。それほどエポックメイキングな製品だった。そんなiPhoneも初代がリリースされて10周年を迎えた。これは初代iPhoneから最近機種iPhone Xまで、10年間のiPhoneの歴史を網羅しようとした野心的なムック。志はす…

iPhoneバッテリー交換のススメ(もっさり→さくさく)

まだまだ現役で活躍中のiPhone 6s。先日バッテリーをApple Storeで交換してもらいました。バッテリー交換を検討している人の役に立つかと思い、気がついたことをメモしておきます。 はじめに 事前に準備すること 当日持参するもの Apple Storeでのバッテリー…

【映画感想】『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968) / 昭和ガメラ第4作。今度の敵は宇宙からの侵略者だ!

オールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》で映画『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968年、湯浅憲明監督)を鑑賞。昭和ガメラシリーズ第4作。この映画からガメラは停滞期と言ってよいだろう。公開同時に興行的に成功したかどうかは別にして、大人の鑑賞に…

【映画感想】『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967) / 昭和ガメラ第3作。ギャオスの殺人音波がスゴい

オールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》で映画『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967年、湯浅憲明監督)を鑑賞。昭和ガメラシリーズ第3作。大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス [Blu-ray]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2009/07/24メ…

【映画感想】『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』(1966) / 昭和ガメラ第2作は大人向け

オールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》で映画『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』(1966年、田中重雄監督)を鑑賞。昭和ガメラシリーズ第2作。この作品から総天然色。大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン [Blu-ray]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発…

【映画感想】『大怪獣ガメラ』(1965) / 記念すべき昭和ガメラ第1作

オールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》で映画『大怪獣ガメラ』(1965年、湯浅憲明監督)を見てきた。「昭和ガメラ」シリーズの第1作。白黒映画。大怪獣ガメラ [Blu-ray]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2009/07/24メディア: Blu-ray…

【読書感想】橘木俊詔『遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか: 人生は何で決まるのか』(平凡社新書、2017年)

遺伝、能力、環境、努力、運という5つをキーワードにして、比較的新しい学術的知見を紹介しながら、いま話題になっている格差問題について考えさせられる本。筆者の解説付きなので、ふだん素人が敬遠しがちなテーマに挑戦できる。遺伝か、能力か、環境か、努…

【映画感想】『女神の見えざる手』(2016) / 知られざるロビイスト業界を覗いてみる

新文芸坐で映画『女神の見えざる手』(2016年、ジョン・マッデン監督)を鑑賞。ジェシカ・チャステインが辣腕ロビイストを演じたサスペンス・スリラー映画。女神の見えざる手 [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet発売日: 2018/04/03メディア: Blu-rayこの商品…

【映画感想】『否定と肯定』(2016) / ホロコーストはなかった!?

新文芸坐で映画『否定と肯定』(2016年、ミック・ジャクソン監督)を鑑賞。ボラ・E・リップシュタットの書籍を原作として、実際にあって「アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件」を基にした作品。レイチェル・ワイズ主演。否定と肯定 [Blu-r…

オールナイト「昭和ガメラまつり 2018」に行ってきた

新文芸坐のオールナイト《新文芸坐 昭和ガメラまつり 2018》に行ってきました。昭和ガメラの第1作から第4作までを一気に見るという企画です。大映が1971年に倒産するまで、7本のガメラシリーズが撮られています。なお第8作『宇宙怪獣ガメラ』(1980年)は、大…

いつのまにか『WIRED』日本版プリント版が刊行休止になっていた件

ここ数年間、楽しく読んでいた日本語版『WIRED』が刊行休止になっていました。手元に2017年12月9日発行のVOL.30がありますが、これが最終号ということになりそうです。WIRED (ワイアード) VOL.30 / 特集「Identity テ?シ?タル時代のタ?イウ?ァーシティ 〈わ…

【読書感想】『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』(ダイヤモンド社、2017年)

帯に「美術史を知らずして世界とは戦えない」とあったが、別に戦う気ないけどね……。そう思いながら手に取ってみる。世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」作者: 木村泰司出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2017/10/05メディア: 単行本…

【映画感想】『とべない沈黙』(1966) / 黒木和雄監督の長編映画デビュー作

シネマヴェーラ渋谷の《“キネマ洋装店”コラボ企画 美しい女優・美しい衣装》という企画で映画『とべない沈黙』(1966年、黒木和雄監督)を鑑賞。白黒映画。とべない沈黙 [DVD]出版社/メーカー: テック・コミュニケーションズ発売日: 2002/06/06メディア: DVD …

【映画感想】『月曜日のユカ』(1964) / 中平康監督のスタイリッシュな一本

シネマヴェーラ渋谷の《“キネマ洋装店”コラボ企画 美しい女優・美しい衣装》という企画で映画『月曜日のユカ』(1964年、中平康監督)を鑑賞。加賀まりこ主演。白黒映画。日活100周年邦画クラシック GREAT20 月曜日のユカ HDリマスター版 [DVD]出版社/メー…

【WWDC 2018】iOS 12とmacOS Mojaveがいい感じ

Appleの開発者向けコンファレンス「WWDC」が今年も開催されました。深夜にキーノートスピーチを見た人もいるのではないでしょうか。今回からChromeでも再生できるようになり大助かりです。さて昨年のWWDCでは多くのハードウェアが発表されたこともあり、今年…

森友問題:「佐川氏らが文書改ざん、背任容疑不起訴処分に」で思ったこと

先週、森友学園への国有地売却に関する決済文書改ざんや大幅値引きに対する背任などすべての告発容疑について、財務省理財局長だった佐川宣寿氏 や財務省職員ら全員を大阪地検特捜部は不起訴とした。世間の関心が高いためと特捜部長は異例の記者会見を開き、…

東京海洋大学「海王祭」で明治丸を見てきました

東京海洋大学越中島キャンパスの「海王祭」に行ってきました。ネプチューン(海の神)とはかっこいい。今回の目当ては重要文化財「明治丸」です!東京海洋大学「海王祭」の看板月島駅で下車して相生橋(あいおいばし)を渡ってキャンパスを目指します。右手…

Spotifyで聞く浜田朱里のベストアルバム

Spotifyで昔のアイドルの楽曲を物色していると、共有されているプレイリストのなかに浜田朱里の曲を見つけた。「GOLDEN☆BEST limited 浜田朱里 Single Collection」という、現役時に発表した11枚のシングルAB面すべてが収録されているベストアルバムが配信さ…

日大アメフト事件を先取りしていたアニメがあった!

世間では日本大学のアメフト選手が悪質タックルをした事件が話題になっている。監督側から明示的な指示があったどうかははっきりしていないが、日大側の事後対応のマズさもあり未だ収束の気配をみせていない。私は、たかが大学スポーツでこれほど騒ぐ必要は…

映画館でアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』見てきました

少し前に都内某シネコンでOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』(総監督:安彦良和)を見てきました。機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2018/07/13メディア: Blu-rayこの…

【読書感想】梶芽衣子『真実』(文藝春秋、2018年)

女優・梶芽衣子の自伝。語り書きだと思うが、本人が読者に語りかけるような文体は力強い。表紙の写真には眼力がある。読後にまず思ったのは、芯の強い人だなということ。真実作者: 清水まり,梶芽衣子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/03/12メディア: …

さよなら、渋谷シネパレス

27日に映画館「渋谷シネパレス」が閉館した。どちらかというと私は渋谷の街が苦手なので通いつめたわけではないが、時々利用していた映画館だ。70年間にわたって運営されてきた歴史のある映画館だった。渋谷シネパレスは、本日、2018年5月27日(日)を持ちまし…

【映画感想】『復活の日』(1980) / 日本映画史に残るSFスペクタル映画

渋谷シネパレスが閉館すると聞いて出かけてきた。《70年に感謝 ワンコイン(500円)でお別れです》という特別興行で、映画『復活の日』(1980年、深作欣二監督)を鑑賞。太っ腹の料金500円。主演は草刈正雄。原作は小松左京の同名小説。この映画は、細菌兵器と核…

【映画感想】『ビジランテ』(2017) / 地方都市の閉鎖性はうまく描けているが救いようのないラストは暗すぎるかも

新文芸坐で映画『ビジランテ』(2017年、脚本・監督:入江悠)を鑑賞。埼玉県深谷市をモデルに閉鎖的な地方都市の暗部を描いた作品。大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太らが出演。ビジランテ [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2018/05/09メ…

【映画感想】『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017) / 蒼井優がいいね

新文芸坐で映画『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年、白石和彌監督)を鑑賞。浅野妙子の同名小説の映画化。蒼井優と阿部サダヲのダブル主演。R15+指定作品。彼女がその名を知らない鳥たち 特別版 [Blu-ray]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2018/04/25メデ…

高校の数学必修はやめるべきか

少し前に雑誌「週刊東洋経済」(2018年4月14日号)の「連鎖する貧困」という特集を読んだ。様々なデータと事例を基にした議論を面白く読んだ。週刊東洋経済 2018年4月14日号 [雑誌](連鎖する貧困)出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/04/09メディア: …